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ISBN 10 : 4065416639
Content Description
痛みに苦しむことと手を差しのべることは、同じ出来事の二つの現れである――
パーキンソン病・統合失調症・小児・末期ガン・緩和ケア‥‥新人看護師と看護学生は、患者の苦しみに引き寄せられ、痛みや辛さの表情に弾かれ、それでも傍らに立ち続けることで何かを生み出している。
彼女たちの経験と語りを通して探る、来るべき「ケア共同社会」への里程標。
[目次]
序 〈病い〉は患者のなかに閉じられているのか
■一 身体に耳をすます――看護学生の経験から
第1章 動かぬ身体との対話
第2章 押し戻す〈病い〉/引き寄せる〈病い〉
第3章 「患者の立場に立つ」ということ
第4章 〈病い〉の経験が更新されるとき
■二 二人でひとつの〈病い〉をつくる――新人看護師の経験から
第5章 看護がよくわからない
第6章 協働する身体
第7章 「気がかり」が促す実践
第8章 他者の痛みを感じとる――病名告知と〈病い〉経験
終章 〈ケア〉を捉えなおす
注および引用文献
あとがき
学術文庫版へのあとがき ケア共同社会への里程標
(*原本:『交流する身体――〈ケア〉を捉えなおす』NHKブックス、2007年)
【著者紹介】
西村ユミ : 1968年、愛知県生まれ。東京都立大学健康福祉学部看護学科教授。看護師。日本赤十字看護大学大学院看護学研究科博士後期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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