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浦賀奉行所 有隣新書

西川武臣

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784896602180
ISBN 10 : 4896602188
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

一九世紀に入り相次ぐ外国船来航により、東京湾の入口に置かれた浦賀奉行所は防衛の最前線基地になるとともに、外交交渉の窓口ともなった。特にペリー艦隊の来航と日米和親条約の締結に際しては、奉行をはじめ配下の役人が大きな役割を果たした。一方、西洋式軍艦の製造を幕府に建言し、その建造を担う。幕末の国防・外交・西洋技術の導入に大きな役割を果たした浦賀奉行所の歴史を、浦賀を舞台にして活躍した人々を通して紹介する。

目次 : 第1章 幕末前夜の浦賀奉行所/ 第2章 浦賀奉行と与力・同心たち/ 第3章 変わる海防体制と国際情勢/ 第4章 ビッドル艦隊の出現/ 第5章 ペリー艦隊の来航と浦賀奉行所の人々/ 第6章 日米和親条約の締結/ 第7章 洋式軍艦の建造と長崎海軍伝習所/ 第8章 国際化と政局の混乱が進む中で/ 第9章 浦賀奉行所の終焉と箱館戦争

【著者紹介】
西川武臣 : 1955年愛知県生まれ。明治大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。新横須賀市史・近世部会専門委員。現在、横浜開港資料館・横浜都市発展記念館副館長。博史(史学)。専門は日本近世・近代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • り こ む ん

    1853年浦賀に黒船来航。ペリーにより、日本は開国への道を歩む。自分が学生当時、学んだ一行。これだけ、この一行だけで浦賀は終わり。なんて退屈な歴史の授業だろ。本当はペリーの前にも異国船は、来航しているし、その度に、浦賀の周辺住民を巻き込んでの警備警戒をしていることなど知らず。海防へ意識、西洋技術の必要性と習得急務をまざまざと感じ、実行してゆく場所でもあったことを。明治に入りその役目は、横須賀へと移行していったけれど、浦賀は日本近代へ繋がる大きな役割を果た重要な場所だったのだと感じる一冊。

  • よこしま

    黒船が来るずっと前から浦賀周辺は緊迫していた。◆今の集団的自衛権。この不平等な日米協定の大元を辿ると、やはりペリーかと。◆奉行所の設置は18世紀。異国船が日本近海に増えたのは1820年辺りから。幕府も直系で強い藩である川越や会津などを三浦半島や対岸の富津の領地とし、砲台の強化などを。また半島の住民も有事の際には駆り出されてれていました。英国ブラザーズ号や、現在の北茨城に上陸した米国捕鯨船モリソン号など多数で緊張が。◆交渉が不調とみて軍事力を見せつけながらペリーが強行で通商を求めたのが結果です。

  • mondo

    以前、吉村昭著「黒船」を読んで、幕末というターニングポイントの事件に遭遇した浦賀に興味を覚え、現場にも足を運んでみたが、今となっては、どこでも目にする小さな漁港という印象。日本が鎖国から開国の第一歩を記した浦賀の状況を知る手がかりとなる一冊が有隣新書「浦賀奉行所」だと思う。

  • jinginakineko

    浦賀奉行所と、そこで生きた人々の歴史を設置から明治に至るまで追う力作。『新横須賀市史』の編纂に携わった著者だけあって、全てにおいて明確に参考資料とその出処が示され、あやふやな記述はひとつもない。 白眉はやはりペリー来航のくだりで、抜群に面白い。幕府に殉じた中島三郎助が現代も地元横須賀のスターであるのはわかるが、与力でありながら浦賀奉行を名乗って主な交渉に当たった香山栄左衛門は忘れられ過ぎていると感じた。一触即発の事態を円満に納めることができたのは、ひとえに彼の外交能力によると思うのだが。

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