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スポーツとしての相撲論 力士の体重はなぜ30キロ増えたのか 光文社新書

西尾克洋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334045487
ISBN 10 : 4334045480
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2021
Japan

Content Description

巨漢同士が身体をぶつけ合って闘うという単純明快な競技、相撲。歴史や伝統、文化的な側面はいったん置いておいて、スポーツとしての大相撲の魅力を知りたくないですか?昭和から平成にかけて、大相撲の世界は激変しました。力士の平均体重は30キロも増え、決まり手は寄り切りではなく押し出しが中心に。身体を鍛えるために近代的なトレーニングも導入されていく一方、キャリアを左右する大怪我も頻発。そして皆さんもご存知の通り外国出身力士が番付上位を席巻し、さらに相撲自体が国民的スポーツから数あるスポーツの中のひとつへと変わりました。こうした変化には、必然的な背景があります。それを皆さんに知ってもらうとともに、伝統と進化のはざまで揺れ動く相撲の魅力を感じてもらえたらと思います。いつだって相撲は「今」が一番面白い!

目次 : 第1部 相撲というスポーツ(2021年現在の大相撲はどのような時代なのでしょうか?誰か強い力士が他を圧倒しているのか、上位と下位の差があまりないのか、どういう構図になっているのか知りたいです。/ 朝青龍が出てきた頃から外国人力士が強い印象があります。35歳の白鵬が今も横綱として君臨していますが、外国人力士はどうしてこんなに強いのですか?/ 力士って、単純に大きければ大きいほど有利なんですか?様々なスポーツで近年、体を大きくするためのトレーニングが増えてきているようですが、相撲はいかがでしょうか。 ほか)/ 第2部 力士という生き方(力士はどれくらいの給料をもらっているのでしょうか?ほかのスポーツ選手や一般の職業と比べて多いのか少ないのか知りたいです。/ 大相撲へのスカウトはどのように行われているのですか?将来有望な力士の情報を誰がどのような形で集め、勧誘しているのでしょうか。/ 大相撲の世界に入るためには、どのような条件をパスする必要があるのでしょうか? ほか)/ 第3部 変わる相撲界(大相撲って若い人の間で今、それほど観られていないと思います。相撲界は人気回復、知名度向上のためにどんなことをしているのでしょうか?/ 大相撲では本場所の結果以外のニュースが報じられることが多く、物議を醸すことも少なくありません。なぜこんなに相撲協会は批判されているのでしょうか?/ 大相撲は年に6場所、毎回15日連続での興行なので大変そうです。しかも場所と場所の間には巡業も行っています。力士を守るために、本場所の回数を減らしたりできないのでしょうか ほか)/ 巻末付録 幕内力士42人の紹介・解説

【著者紹介】
西尾克洋 : 1980年生まれ。鹿児島県出水市出身。日本大学卒業後、2011年に相撲ブログ「幕下相撲の知られざる世界」を開始、15年からはスポーツライター・相撲ライターとしてキャリアをスタート。「Number」、「現代ビジネス」「大相撲ぴあ」などで相撲記事を担当。Yahoo!ニュース公式コメンテーター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • おかむら

    最近ちょっと相撲に興味出てきたんだけどー、周りの友だちそうでもないし、かといってオジサンがたに聞くと色々語っちゃってめんどくさいしなー、な人にうってつけの相撲入門書。他のプロスポーツ(選手)との比較で説明してくれるからわかりみが深いわ。八百長や年寄株などの相撲協会の闇問題もマイルドに解説。著者は相撲好き兼業スポーツライター。最後に自らか相撲にハマった歴史を書いているのですがこれがなんか良かったよ。

  • 読書は人生を明るく照らす灯り

    📕読んだ理由📕昨年から大相撲をテレビ視聴する様になり、相撲をもっと知りたくなった 📘読んだ感想📘古い文化を変えようとしない、組織はもちろん提言だけして変えようとしないジャーナリストや記者にも問題があると思う。昨今は怪我が多すぎるし、怪我をして番付が保障される制度を悪用するから、そこは、力士と協会が話し合えばいいし、改善点は多いのに文化や伝統でまとめる雰囲気が好きじゃない 📗読んだ後の行動📗相撲を楽しみ続ける

  • Toska

    著者はIT企業勤務の兼業スポーツライターで、ヤフー公式コメンテーターも務める。21世紀ならではの商売。本職のスポーツジャーナリストのように構えたところがなく、一見さんレベルにも疎外感を与えない文体。読んでいて楽しい。それでいて奥深い掘り下げもある。力士になる条件、給与(金星が恒久的な収入源になるとは知らなかった)、職業病、外国人力士のトレンド、八百長問題など、内容は多岐にわたる。

  • OjohmbonX

    実態を知るほど、大相撲のレギュレーションやプロ団体としての日本相撲協会は、純粋に競技として見るとあまりに不合理・不適格だと感じる。多数の競技者が病気(糖尿病・痛風)と怪我に苦しみ、引退後のキャリアパスも不明確で、プロ志望者が減るのも当然だろう。しかし相撲はその不合理さ・特殊性(部屋制度や神事としての側面など)が存在意義や魅力を支えている面もあり、著者も書名・前書きで「スポーツとしての」と断りながら、プロ競技としての合理化を進めるべしと言わない割り切れなさを抱えていて、ある意味で誠実な書き手だと思った。

  • さしより

    鋭い分析だなあと感心しました。職業選択としての大相撲、怪我と正面切って相対することのできない現状、力士の体格の変遷とその変遷による取り口の変化等、漫然とみていては気付かない点だなあと新鮮に感じました。今年は九州場所が2年ぶりに開催されるので、幕下の相撲をじっくり観戦しようと思います。楽しみが1つ増えました。

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