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できたてごはんを君に。 集英社文庫

行成薫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087444674
ISBN 10 : 4087444678
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan

Content Description

ダイニングカフェの新規開店に向け、看板メニューのカレー開発に励む璃空。一方で、妻の杏南はワンオペ育児で疲弊していて…(「スパイスの沼」)。若きパン職人・照星は、小麦アレルギーでパンを食べられない子供と出会う。それなら小麦不使用の超絶うまい米粉パンを俺が作る!と決意するが…(「ハッピバースデー・トゥー・ユー」)。食べることの本当の幸せを教えてくれる、最高のごはん小説!

【著者紹介】
行成薫 : 1979年生まれ。宮城県仙台市出身。東北学院大学教養学部卒業。2012年『名も無き世界のエンドロール』(『マチルダ』改題)で第25回小説すばる新人賞を受賞してデビュー。21年『本日のメニューは。』で第2回宮崎本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • モルク

    東京から3時間「本日のメニューは。」と同じ地方都市にある商店街の4軒の店の連作短編集。夫が失踪しとんかつ屋を継いだ妻、常連となった一人のボクサーのために作ったカツ丼が…の「ほほえみ繁盛記」と最終話の米粉のパン屋さん「ハッピ・バースディ・トゥ・ユー」が好き。この4話目で小麦、卵のアレルギーを持つ子供になんとか食べさせてあげたいと4軒の店が工夫する。試行錯誤しながら食の楽しみを伝えたいという思いに涙する。食べたときおいしいと思ってもらえること、言われなくとも笑顔になってほしい。人を笑顔にする作品。

  • おしゃべりメガネ

    シリーズモノとまではいきませんが、関連作品『本日のメニューは。』からの本作です。ガッチリとまでつながりが明確ではないので、どちらから読んでも、またどちらかだけ読んでも問題はないかなと。装丁からイメージするとおり、美味しい食べ物とステキな人情物語の連作集になります。食べ物の主役は「とんかつ」に始まり、「ラーメン」「カレー」と王道をつきすすみ、ラストの話では一転して「アレルギー」の問題について書かれています。ラストの話に登場する姉弟のやりとりがなかなかハマります。特に姉の嫌みのないスッキリキャラが好きですね。

  • Karl Heintz Schneider

    飲食店を巡る4つの物語。前作と違うのは、各章の初めに描かれるフードデリバリーの女性のつぶやき。単調になりがちなこの手の本のアクセントになっている。本書は4つの物語から構成されているが第4話の「ハッピーバースディトゥーユー」が特に良かった。小麦アレルギーの子供でも食べられる米粉パンを作ろうと奮闘するパン食人の青年に胸が熱くなった。そして彼の熱意に共感した1〜3話の主人公たちが再登場しまた前作の店主も巻き込んでゆくまでの過程は圧巻。このシリーズ、続編熱望!

  • やっちゃん

    解説で気づいたけど続編だったのかと思い出した。「とんでもないパワー系変質者」と言われた彼を筆頭に魅力的なオトコが多くて楽しい。実里ちゃんと同じく食にこだわらないおじさんとしては、もっと作り手の気持ちを考えて食べなければと反省。しかしお腹の空く小説だ。

  • H!deking

    お待ちかねの薫先生の新作は連作短編ですね。いやー実に素晴らしいです。料理の描写が素敵すぎてめちゃくちゃ腹が減ります。とんかつ、カレー、ラーメン、パン。個人的に好きなのばっかりでヤバいです笑 相変わらず薫先生は会話のテンポ感とか良いですね。軽い感じと思わせつつ毎回ラストはちゃんとホロッとさせます。さー今日は何食べよー!

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