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パンク・ロック / ハードコア史

行川和彦

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784845613991
ISBN 10 : 4845613999
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2007
Japan

Product Description

かつてないヴォリュームで綴る、パンク/ハードコア“正史”!!
長く、広く、深い――底無し沼のようなパンクとハードコアの歴史に真正面から取り組んだ待望の書が遂に完成。ロングセラーとなった『パンク・ロック/ハードコア・ディスク・ガイド』の著者が、70年代からこれまでのサウンドの変遷、地域ごとの特色、そして思想や独自の文化に至るまで、あらゆる事象をトータル300ページを超える22編の論考にまとめ、その歴史の俯瞰に挑みました。これまで断片的にしか語られることのなかったパンクとハードコアの“正史”を記した書として、ディスク・ガイドとともにファン必携の1冊です。

【CONTENTS】

【第一章 音の変遷】
◎パンク・ロックの動脈を流れるもの
◎パンク・ロックからハードコアへ
◎Oiパンク――ストリートが生んだ荒くれサウンド
◎メタルとの接近〜クロスオーヴァー
◎グラインド・コアの軌跡
◎パワー・ヴァイオレンス――究極の音と哲学
◎鬼っ子、ニュースクール・ハードコアの誕生
◎スタイルを打ち破る、カオティック・ハードコア

【第二章 地域】
◎ニューヨーク・シーンの変遷とラモーンズ
◎70年代後半の日本のパンク・シーン
◎日本のハードコア・パンク黎明期
◎83年以降のUKパンク/ハードコア総論
◎限界を突き抜けるボストン・ハードコア
◎革命を起こしたカリフォルニアのパンク・シーン

【第三章 思想と文化】
◎パンクの仕掛け人、マルコム・マクラーレン
◎ネヴァー・トラスト・ア・ヒッピー
◎ヒストリー・オブ・クラス
◎アナーコ・パンクとクラスト
◎ファンジンとアンダーグラウンド・ネットワーク
◎ストレート・エッジという生き方
◎パンク・ロックとフェミニズムの関係性
◎パンクやハードコアにまつわる政治と宗教の話

Content Description

目次 : 〜パンクやハードコアはサブカルチャーじゃない。 / かつてないヴォリュームで綴る、パンク/ハードコア“正史”〜 / 第1章:音の変遷 / 第2章:地域 / 第3章:思想と文化

【著者紹介】
行川和彦 : 1963年2月28日に東京都八王子市で生まれ、同昭島市で育つ。86年にダムド初来日のライヴ評の投稿原稿が『DOLL』に掲載されたことがきっかけでライターに。95年末から専業となる。パンク・ロック/ハードコアものをはじめとして、ヘヴィ・メタルやハード・ロックンロール、ノイズ/オルタナティヴ・ロックまで、幅広くCDのライナーノーツも執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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これはすばらしい!ディスクガイドのほうよ...

投稿日:2007/02/26 (月)

これはすばらしい!ディスクガイドのほうよりこっちのが全然深いし、すごい勉強になった。パンクハードコア好きにはたまらない内容では?聴くだけではなく、たまには読むのもいいね(笑)

さは さん | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 1959のコールマン

    ☆5。パンクはロックにおける「断絶」とされているが、行川氏はその見逃しがちなパンクの「ルーツ」の部分をなんとチャック・ベリーまで戻って引っ張り出してくる。その強引さ。良し!メディアが無視もしくは軽視しがちだった、70年代終盤から80年代前半のパンク、ハードコアパンクの地下水流(しかも世界規模)をキチンと評価、記述。良し!また、80年代前半のメタルとパンクの融合過程(その時点で色々試されたネタが80年代後半から90年代に一気に花開く)を具体的なバンド名、曲名をだして歴史的に詳しく説明。良し!↓

  • akihiko810/アカウント移行中

    国内外のパンクロック史に言及したコラム。印象度B+ パンクはクラッシュを聴くくらいで(「ロンドンコーリング」は名盤)、ハードコアをメタルの1ジャンルだと思ってたくらいだが、パンクのサブジャンルらしい。本書には私の知らない音楽用語・バンドが頻出しチンプンカンプンだったが、70年代後半の日本のパンクシーン、セックスピストルズマネージャーのマルコム・マクラーレンの項は興味深く読めた。内容は結構深堀りしてるので、通向けの本だと思った

  • 生中

    音楽評論家の行川和彦氏による、パンク/ハードコアへの愛情溢れる一冊。所謂ヒストリー本とはちょっと違い、パンク前夜の音楽シーンから現代メタルコアシーンまで、時代・音楽性を様々な角度から切り取っての解説がなされているので、通読するだけでなく各パートを単独で読んでも楽しめる。私はどちらかといえばHR/HM側のリスナーだが、常に揺れ動くパンクとメタルの関係性についてもディープに言及されており、色々と頷かされる(或いは気付かされる)こともしばしば。パンクスだけでなくメタラーにもオススメ。

  • 青木 優

    Oiパンク。マルコム・マクラーレンによるニューヨーク・ドールズ〜セックス・ピストルズ。パンクスとヒッピー。クラス。アナーコ・パンク。ストレート・エッジ。フェミニズム。古今のパンク・カルチャー全般の裏側にあるものが言及されていて、たいへんに刺激を受けた。

  • 吉田よしこ

    ★★☆☆☆勝手な思い込みや、的外れな解釈が結構混ざっている。自分の好みを出し過ぎ。相変わらず、気恥ずかしくなる表現も多い。筆者には、かつて好意を示していたCRUSTやD-BEATを突如こき下ろしはじめる、という前科があり、余り信用出来ない。

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