Product Details
ISBN 10 : 4865881379
Content Description
この本は、人間たちのそばにいる精霊たちの物語。
人間たちが忘れてしまった、大切なことを教えてくれる。
労働と休眠というサイクルから抜け出せない俗なる世界を生きる人間たちは、資本主義という集団幻想の中で、カフェインの精霊とアルコールの精霊に頼る以外の術を忘れてしまった。聖なる世界への抜け道を見失った人間たちは、抑鬱の中に封入されてもなお労働に労働を重ね、本来の自分を見失う。ひどく疲れた人間たちを見かねて手を差し伸べたのが、カンナビノイドの精霊たちだ。人間たちを癒し、本来の無垢な姿を思い出させ、ときにサイケの精霊たちが住む森へと人間たちを案内する。サイケの精霊と出会った人間たちは、俗なる世界から聖なる世界へと突き抜け、抑鬱へと追いやる集団幻想から覚醒する。子供に戻る。無邪気に遊ぶ――。
本書は人類学者である著者の、30年にわたる緻密な調査に裏付けられた、大胆な思索である。世界で進む「サイケデリック・ルネサンス」の、日本における扉を開く鍵を握る。
【著者紹介】
蛭川立 : 明治大学情報コミュニケーション学部准教授。京都大学農学部農林生物学科卒業、京都大学大学院理学研究科動物学専攻修士課程修了、東京大学大学院理学研究科人類学専攻博士課程修了。ベゼッハ・ヂ・メネゼス大学ブラジル心理生物物理学研究所、花園大学国際禅学研究所、ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ心理学科、クイーンズランド大学人文学部科学哲学科、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所薬物依存研究部で客員研究員を歴任。ウスコ・アヤール・アマゾン絵画学校でパブロ・アマリンゴに師事。京都DMT茶裁判、大藪大麻裁判で弁護側専門家証人をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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