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山奥ビジネス 一流の田舎を創造する 新潮新書

藻谷ゆかり

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106109713
ISBN 10 : 4106109719
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan

Content Description

人口減?地方消滅?悲観する必要はない。日本には「山奥」という豊かなフロンティアがある。「なにもない田舎」も、地域資源を再発見し、角度を変えて眺めれば、宝の山に変わるのだ。ハイバリュー・ローインパクト(高付加価値で環境負荷が低い)なビジネスを山奥で営む事例や、明快なコンセプトで若い世代やユニークな事業を呼び込んでいる自治体事例を紹介し、「一流の田舎」を創るストラテジーを提示する。

目次 : 第1部 山奥でビジネスを展開する(熊本県山都町/ 石川県能登町/ 北海道岩見山市美流渡地区/ 島根県大田市大森町)/ 第2部 魅力的な地域が山奥ビジネスを招く(新潟県十日町市/ 北海道東川町/ 山梨県小菅村)/ 第3部 一流の田舎を創造する(地方経済を活性化するために/ 若い世代の地方移住を促進するために)

【著者紹介】
藻谷ゆかり : 1963年横浜市生まれ。東京大学経済学部卒、ハーバードビジネススクールMBA。会社員、起業を経て経営エッセイスト。2002年、家族五人で長野県に移住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • けんとまん1007

    いくつかのモデル(事例)が提示されていて、既知のものもある。その根底にあることを考えたいと思い、手に取った。そこにあるものは何か・・・ここに行き着くのだと思う。そこに気づく人がなかなかいない。何もないから・・・で止まってしまうのだと思う。基本的な視点、ハイバリューローインパクト、SLOC。どこかでやっている箱もの・一時的な流行を追うのではなく、自分自身を考えること、自分の周囲の人を考えることから始める。今、まさに、それを地域(校下)で考え、小さな変化を起こそうと始めている。

  • tamami

    全国各地の限界集落や過疎の地域を対象に、地域の方が地元ブランドを立ち上げたり、移住者を中心に町おこしに成功したりした事例をまとめたもの。取り上げられた事例では、企業の業態や対象とする商品・事業にも様々な形があり、成功の秘訣も様々であることが分かる。そこでは、個人や少数のキーパーソンの存在が、鍵になっていることも露わになる。要は、町おこしをしようとする発想と情熱を持った人をどう育て、どう取り込むかということだろうか。なかでも女性の仕事と役割を地域全体で考えていくことが最重要な課題ではないか。母系社会の復権!

  • なっぱaaua

    妻の実家の街が出ていたので読んでみた。田舎のビジネスの好例を紹介している。過疎であってもビジネスチャンスはあるという事だ。Uターンの阻害要因は「家父長制・長男教・男女差別」。特に若者が都会に出ていったとしても地元に働ける環境があるのか。あったとして前述の阻害要因は解消されているのかが大事であると説く。若い女性が戻ってこなければ継続性は保たれない。自分もここに登場された方にお会いしたことがあり魅力的であり未来を感じられたのだが、一方普通に暮らしている方は阻害要因は未だ解消されていないところが多い。〜続く〜

  • おいしゃん

    山梨県小菅村や新潟県十日町市など、「山奥」とはいえないエリアもあったが、総じて過疎地とは思えないビジネスが展開されていて面白かった。ただ、その多くは行政の支援などは全く関係なく、あくまで起業家本人の頑張りによるものが多く、そういった人々をいかに我が町に引き込むかということを、自治体はもっと考える必要がありそうだ。

  • ショア

    図書館本。地方の山奥でビジネスを創生している事例。なにが大切か。SLOC(small,local,open,connected)コンセプト。失われた30年で日本は「よく働く頭と器用な手」が失われたとの主張に+「夢を持つこと」も合わせて失われたと。山奥ビジネスの人々は夢を持っている。日本の豊かで優しい地方が持続可能であるためにグローバル経済で格差が広がる社会への処方箋として地方によるハイバリュー・ローインパクトでオープンな地域社会を創造すべきに賛成。夢を持つ社会活動のホルモン分泌は抑えられないのだから

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