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非対称情報の経済学スティグリッツと新し

藪下史郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334031497
ISBN 10 : 4334031498
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1970
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2001年のノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ。本書は、その直弟子であり「経済学」の訳者でもある著者が、一般向けに書いた初めてのスティグリッツ経済学の入門書。

【著者紹介】
薮下史郎監修 : 1943年兵庫県生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業後、大学院経済学研究科に進学。その後米国イェール大学大学院に留学。トービン、スティグリッツ両教授に師事。1972年Ph.D(経済学博士)を取得。東京都立大学助教授、横浜国立大学教授を経て、現在早稲田大学政治経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • KAZOO

    つい先日読んだ、スティグリッツの早稲田大学の講演の本よりも彼の経済学がどのようなものかがこの本のほうがよくわかります。第2章の新しい経済学の誕生や第3章の非対称情報下の市場などは読んでいて私も興味が結構あるところなので理解しやすく読めました。それと著者がスティグリッツに師事された方なのでよく全体像を理解されていると感じられました。

  • ラウリスタ〜

    伝統的な経済学でいう神の見えざる手がなぜ機能しないのか、それを説明するために「情報の非対称性」に注目する。神の手が機能するにはいくつかの前提条件か隠されている(商品の同質性、情報の完全性、所有権)。中古車市場では、売り手と買い手との間で、車の状態に関する情報に差がある。安ければ安いほど需要が増えることはない、なぜならばゴミをつかまされるリスクが増えるからだ。自動車保険、価格が平等だと安全運転者は手を引き、危険運転者だけが集まる(逆選択、逆淘汰)。火災保険加入で火の用心への支出を怠る(モラルハザード)。

  • Ex libris 毒餃子

    情報の経済学を新書レベルで簡明に説明していてよかった。後半の小泉政権に対する批判はやや蛇足だが、情報の経済学の経済政策へのコミットがわかってよかった。説明もグラフとかを使っているが門外漢でもわかるレベルでよかった。

  • Nさん

    2002年刊行。「情報の経済学」の入門書。この分野では、ミクロ経済学モデルにおける暗黙の前提である「完全情報」「財の同質性」が疑われる。売り手と買い手の間にある「情報の非対称性」に着目した分析が行われる。有名な事例である中古車市場(レモン市場)・保険市場における「逆淘汰(逆選択)」「モラルハザード」などを解説。一般的な需要と供給との違いは、安ければより多く(強く)需要するはずの消費者が、中古車市場の場合、ある程度の安さに達すると、商品の品質を懸念し出す(安くても買わなくなる)ことだろうか。(→続く)

  • 生活相談屋

    新古典派経済学の最大の間違いは情報の対称性が前提とされていることである。即ちすべての市場関係者はあらゆる情報をノーコストで手に入れることができ、最適な選択をすることができるという、よく考えればあり得ない状態を分析の前提にしているため、実態とはかけ離れた結論が導かれてしまうのだ。数式の苦手な僕はこの本の数式を殆ど理解できなかったけれど、言っていることはよくわかった。フリードマンが、いかに世界から憎まれているかもよくわかった。結局フリードマンの経済学はこの世界を絶対的強者と絶対的弱者に分ける方便にすぎない

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