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スティグリッツ早稲田大学講義録 グロ-バリゼ-ション再考

藪下史郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334032722
ISBN 10 : 4334032729
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2004年4月20日に早稲田大学国際会議場で行われた、スティグリッツ博士の歯に衣着せぬ講義の記録。平易な表現で世界経済・システムの見方を提示する。さらに、その裏側にある理論的背景を丁寧に解説。

【著者紹介】
薮下史郎監修 : 1943年兵庫県生まれ。東京大学経済学部経済学科卒業、同大学院経済学研究科に進学。その後米国イェール大学大学院に留学。トービン、スティグリッツ両教授に師事。東京都立大学助教授、横浜国立大学教授を経て、現在早稲田大学政治経済学部教授、同学部長

荒木一法 : 1964年徳島県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、ケンブリッジ大学大学院理論経済学・計量経済学専攻修士課程、ならびにロンドン大学ユニバーシティ・カレッジ経済学専攻博士課程に留学。現在は、早稲田大学政治経済学部助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    ノーベル賞受賞したスティグリッツの早稲田大学での講演をまとめたもので、読みやすいのですが、彼の本当に言いたいことのほんの少ししか触れていないのではないかと思われます。そのためにわかりやすいIMF批判ということを論点にしているのでしょう。この本の約半分近くが彼の理論を補ってくれるので、いいのですがもう少し彼の小論文などを収めてほしい気がしました。

  • さきん

    自由貿易の前提条件におけるあらゆる観点における条件の平等が現実問題として少ないことを挙げ、格差拡大に経済学の観点から警鐘を鳴らす。特に破綻国家に対してここ3、40年に渡っておこなわれたIMFの政策の半分程度に問題があるとし、国内の経済環境が良くならない原因として、資本の移動の自由化を挙げている。本書は、新書で、簡明にスティグリッツ氏を理解するのに最適な作品だと思う。

  • Francis

    再読。スティグリッツ教授が早稲田大学の名誉博士号を授与された時の講演の記録に編者二人が解説をつけたもの。ただし、第三部は薮下史郎先生の自説の展開に近い。なぜグローバリゼーションが幸福をもたらさなかったのか、その原因の一つをスティグリッツ教授は国際通貨基金(IMF)の活動に求め、その実態とどのように改革すべきかを提示。講演の内容はとても分かりやすく批判も鋭い。ただしこれだけ読むと教授が反グローバリゼーションの活動家と思われかねないのでやはり「スティグリッツ経済学」などの主要著作をきちんと読んでくださいね。

  • Saiid al-Halawi

    「神の見えざる手」が見えないのは、そもそも始めからそんなもの存在しないから。IMFは言うに及ばず、正直世銀についてもあまり良い印象を持ってなかったけど、カバーしようとする範囲は違うんだね。分野を問わず、こういう芯のある知識人には好感が持てる。

  • 逆丸カツハ

    講演はほぼIMFへの批判でもうちょっと理論の説明を聞きたかった。後半では自動車保険を例に、情報の非対称性が存在する状況下では政府の介入なしには社会の便益が最大化されないと説明される。個々人の事故の起こしやすさに関する情報を保険会社が知らず、起こしやすい人に保険が得になり、逆は損になるため、適正な均衡価格にならない。そして、事故を起こしにくい人が保険をやめていき、価格が上昇していく悪循環に陥る。ただ、こういった非対称性はIoTやAI、ブロックチェーンが存在するこれからの世界では少しマシになるのではと思った。

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