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時穴みみか 双葉文庫

藤野千夜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575527346
ISBN 10 : 4575527343
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2024
Japan

Content Description

小六の美々加は、シングルマザーのママに恋人ができて以来、学校の帰り道に道草をするようになった。ある日、黒猫のあとをつけて巨木の根元の空洞をくぐり抜けると、知らない家で目を覚ます。くみ取りのトイレやダイヤル式電話、学校ではこっくりさんに夢中な級友……。どうやら昭和49年にタイムスリップしたらしい。当たり前のように美々加を「さら」と呼び、たっぷりの愛情を注いでくれる小岩井家の次女としての日々が始まった――。優しさと温もりに包まれた、ノスタルジックな冒険譚。

【著者紹介】
藤野千夜 : 1962年福岡県生まれ。千葉大学教育学部卒。95年『午後の時間割』で第14回海燕新人文学賞、98年『おしゃべり怪談』で第20回野間文芸新人賞、2000年『夏の約束』で第122回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アクビちゃん

    「じい散歩」を購入したくて書店に足を運んだのに、こちらの装丁の、みみかちゃんと黒猫が「この本、面白いよ」と囁いたので購入。みみかちゃんに黒猫、囁いてくれて、ありがとう♡ 久しぶりにのめり込んだ読書時間を過せました♪ 小5みみかちゃんが、現代から昭和49年にタイムスリップするお話しです。タイムスリップ先で暮らしていた小岩井家との関係は?とか、ツッコミ所はあるけど(笑)そんなのはどうでも良く、この話し大好き♡ どうして、この話しが好きなのか考えても答えは出なかったけど、好きなのに理由はいらないね(^^) 

  • ゆきらぱ

    文庫本の帯に町田康さんが慟哭したと、角田光代さんが嗚咽したと書かれていてこの2人が泣くとは?と思ってびっくりして買って読んでみた。読書メーターの昭和組の皆さんはお読みになるとなんとも言えない気持ちが込み上げてくると思います🎈本当に涙溢るる読書体験でした。色々出てくる昭和49年の小道具、何が胸に刺さりますか?解説の田中兆子さんは「プレハブ教室」「ワリチョー」私は「美季とアップルパイ」🎈小岩井家の人々の優しさも昭和感満載。不適切にもほどがあるより舞台はもう少し前ですね。装丁も絵も可愛い🎈

  • まる子

    小学生の大森美々加は学校帰りにちょいと寄り道。ある日、猫を見つけてついて行ったら…。見慣れない場所、パジャマを着ている自分。蓋を開けたらトイレはまさかのくさ〜いボットン!昭和49年(1974年)だったー。一度目はほんのわずかな時間。2回目は8月から1月まで。赤チン、黒板上のスピーカー、先割れスプーンにちょうちん袖のブラウスと、ザ・昭和。小岩井家の「さら」として謎に生活し、ある日さらは…。半年の昭和生活から平成に戻ってきた彼女は小岩井家へ。みんなそれなりの年になっていたけれどいた。児童書のような話しだった。

  • かつおさん

    タイムスリップものには違いないが”昭和アンソロジー”のような作品。汲取式トイレやズートルビー、こっくりさん、”ナーウ・コマーシャル、等や昭和の生活、家族の形など懐かしかった。因みに”ガッツポーズ”はボーリング番組で矢島プロがやったのが始まりではないだろうか。昭和にタイムスリップした平成の小学生、大森美々加が体験した昭和の世界。過去と現在が繋がるエンディングも珍しく、そこがまた良かったりもした。やっぱり、親は子に厳しく時におおらかで、優しく大きな存在だった昭和が懐かしい…

  • バジルの葉っぱ

    子どものころ普通に見たものがたくさん散りばめられていた。昭和時代の日常をすごす中で特段大きな事件は発生しないけど、読みすすむにつれ、どうやって平成に帰るんだろう…とそればかりが気になってしまいました。 若い人たちの昭和ブームでこういった小説が書かれたのでしょうけれど、でも昭和、そんなにいいかなぁ…笑

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