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団地メシ!

藤野千夜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758414807
ISBN 10 : 4758414807
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2025
Japan

Content Description

16歳の花は高校になじめず、ずっと休んでいる。そんなある日、母方のおばあちゃんのゆり(70歳)から、むかし住んでいた「つつじが丘の団地に行ってみたい」と言われ―そこからふたり(たまにいとこも参戦)は、つつじヶ丘、狛江、豊洲…といろいろな団地をのんびりめぐって、お寿司、蕎麦、カレー、ケーキ、ラムネなどおいしい御飯やスイーツを楽しむことに。花&ゆりの年の差コンビが、お互いを思いやりながら、ちいさな幸せをみつけていく。

【著者紹介】
藤野千夜 : 1995年「午後の時間割」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。1998年『おしゃべり怪談』で野間文芸新人賞、2000年「夏の約束」で芥川賞、2025年『じい散歩』で宮崎本大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • モルク

    70才の祖母と高校に行けなくなった孫の花が、昭和の香り漂う団地をまわりそこで再生しているカフェや飲食店を巡る。巨大団地の老朽化、住民の高齢化や空き部屋の増加そして簡単に建て直しが出来ない…など様々な問題を抱えている。未だにこんなに巨大団地があるのね。団地を巡る散歩に、東京都の区分地図をめくりながらその交通機関も検索しつつ私も参加していた。実際にあるお店が出てくるのでそれをググってみるのも楽しい。豊洲四丁目団地にある「すきやばし次郎豊洲店」サービスランチ握り1・5人前で1800円?限定15食!行きたい!

  • ひさか

    2025年4月角川春樹事務所刊。あぁこれは続編出るわなというのと、団地の再生、リノベーションというのがそんなにも流行ってるんだというのを再認識。話そのものはゆるーい出来事で推移し、ちょっとした話が淡々と続く。いつまででも続けられるんじゃない?と思って、冒頭の続編話に思い至りました。

  • Karl Heintz Schneider

    「じゃあ、ふたりで毎月一回、団地旅しようか?」高校を休学中の16歳の花は暇を持て余していた。ある日祖母のゆりから以前住んでいた団地に行こうと誘われる。久々に孫の楽しそうな顔を見たゆりは月一回の団地巡りを提案。お目当ては団地内にある飲食店へ行くこと。回を重ねるうちにいとこの天と星も加わり楽しい旅に。そんな中、花はある決断をする。少し前に読んだ「団地のふたり」と似たような話かと思ったら全然違っていた。東京都内の実在する団地が作中に登場する。これは実際に行かねばならない。「登山メシ」「ゲレンデ飯」と似てるかも。

  • いたろう

    「団地のふたり」のシリーズかと思ったが、関係なかった。藤野さん、どんだけ団地が好きやねん。高校を休学している花とおばあちゃんの、団地と団地の中の飲食店めぐり。実在の団地やお店がいろいろ出てきて、団地にも店にも興味がわく。いくつかは実際に行ってみたくなった。つつじヶ丘・神代団地、高田馬場・西大久保アパート、豊洲・豊洲四丁目団地、狛江・狛江団地、国領・調布くすのきアパート、千歳船橋・希望ヶ丘団地、祖師ヶ谷大蔵・祖師谷住宅、鶴川・鶴川団地。団地でお店を開くことにも興味を持ったおばあちゃんと花。次はお店を開く話?

  • ゆみねこ

    学校に馴染めず、高校を休学中の太田花は、一人で暮らす祖母の根来ゆりにいっしょに団地を訪ねて欲しいと頼まれる。祖母の思い出の団地訪問を機に、あちこちの団地を訪ね歩き美味しいものを食べることを楽しむ二人。やがていとこの天と星も加わるように。高校を退学した花はまだ自分の将来が見えないが、温かく見守る祖母との関係は素敵。小田急沿線が中心なので知っている知名がたくさん登場して嬉しい。シリーズ化されそう。

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