Product Details
ISBN 10 : 4895929760
Content Description
[内容紹介]
現在の標準的CPRが普及して約50年が経過し,心停止患者のアウトカムは確実に改善しています。アウトカム改善の理由として,病院前のコンポーネントや病院到着後のACLSにかかわるコンポーネンの改善効果が指摘されてきました。一方,クリティカルケアにかかわる医療従事者の間で「心停止患者のアウトカムは自己心拍再開までの経過にほぼ依存する」と考えるむきが多かったことは否めません。しかし,心拍再開後の体温管理,早期冠動脈評価と治療,集中的な全身管理,さらには心拍再開後患者の施設集約化などの心拍再開後のコンポーネントも,心停止から蘇生された患者のアウトカム改善に寄与することが明らかになってきました。このような背景をふまえ今回の特集の主題は「自己心拍再開後に我々インテンシビストに何ができるか?」としました。心拍再開後の複雑な病態,様々な情報を駆使した転帰予測,集中治療介入効果のエビデンスなどを,現在知られている範囲でレビューしていきたいと考えております。
[出版社からのコメント]
集中治療の“いま"を検証し、“これから"を提示する クオータリー・マガジン ●「世界標準の集中治療を誰にでもわかりやすく」をコンセプトに、若手医師の育成や情報交換を目的として発足した「日本集中治療教育研究会」(Japanese Society of Education for Physicians and Trainees in Intensive Care=JSEPTIC)の活動をベースに、年4回発行。 ●毎号1つのテーマを決め、最新のエビデンスに基づいて、現在わかっていること/わかっていないことを検証、徹底的に解説。施設ごとに異なる診療を見直し、これからの集中治療のスタンダードを提示する。 ●重症患者の治療にあたる医師として最低限必要な知識を手中に収めるべく、テーマは集中治療にとどまらず、内科、呼吸器、救急、麻酔、循環器にまで及び、ジェネラリストとしてのインテンシヴィストを追求する。 ●集中治療専門医、それを目指す若手医師をはじめ、専門ナース、臨床工学技士、さらには各科臨床医に対し、集中治療を体系的に語り、議論し、意見交換ができる共通の場(=アゴラ)を提供する。
[著者について]
〔編集委員〕 讃井將満 自治医科大学附属さいたま医療センター 集中治療部 内野滋彦 東京慈恵会医科大学 麻酔科 集中治療部 林 淑朗 鉄蕉会亀田総合病院集中治療科/The University of Queensland, UQ Centre for Clinical Research 真弓俊彦 産業医科大学 救急医学講座 武居哲洋 横浜市立みなと赤十字病院 救命救急センター 藤谷茂樹 東京ベイ・浦安市川医療センター/聖マリアンナ医科大学 救急医学 〔編集協力委員〕 植田育也 静岡県立こども病院 小児集中治療センター 大庭祐二 University of Missouri 呼吸集中治療内科 志馬 伸朗 国立病院機構京都医療センター 救命救急科 田中竜馬 LDS Hospital 呼吸器内科・集中治療科 橋本圭司 松江赤十字病院 麻酔科・集中治療室 橋本 悟 京都府立医科大学 麻酔科・集中治療部 平岡栄治 東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科 松浦謙二 JSEPTIC(日本集中治療教育研究会)
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