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美しい探偵に必要な殺人 新潮文庫nex(ネックス)

藤石波矢

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101803159
ISBN 10 : 4101803153
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan

Content Description

ずっと側で支えたかった。十二年の”恋“の結末。「今夜、すべてが終わるはずだった」 高校生の頃に出会った美しい探偵・刀根美聖(とねみさと)。彼女に魅せられ、助手として支えた十二年。すべてが解決したかに思われた今夜、俺は彼女と、長い長い電話をする――ふたりで追った四つの事件を辿りながら。追想の僅かな綻びに、優秀な探偵が気付かないはずがない‥‥。その電話が終わるとき、すべての光景が反転する。驚愕の大どんでん返しミステリ。

【著者紹介】
藤石波矢 : 1988(昭和63)年、栃木県生れ。大正大学文学部、東京ビジュアルアーツ映画学科卒業。2014(平成26)年、『初恋は坂道の先へ』でダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • yukaring

    一本の電話が驚きの結末を引き起こす。全てが電話越しに反転する新感覚ミステリ。美しい探偵を支え続ける探偵助手。ある事件に決着がついたと思われる時、探偵の刀根美聖は過去の4つの事件を思い出し、助手に彼の視点から語ってほしいと頼む。そして助手の田坂は2人の12年に及ぶ時間を追憶する。女子高生の転落事件、カラーボール事件、渋谷で起こった謎の殺人、そして企業の不正に関わる事件。その電話が終わる時に事態は思わぬ方向へ動き出す。タイトルの意味がわかるラストは衝撃。ただ電話越しの会話のまだるっこしさが少し勿体なかった。

  • よっち

    高校生の頃に出会った探偵・刀根に魅せられ、助手として支えた12年。雨の夜に辿る4つの事件と、とある探偵助手の献身の物語。出先から家へ帰る途中に田坂に電話を掛けてきて、宿敵で悪党だった国会議員の焼死は自殺だったのか、田坂と記憶を擦り合わせて振り返る探偵の刀根。教育実習生だった刀根との出会いと女生徒の転落死。警察学校に入った田坂とカラーボール事件、渋谷で起きた殺人事件、隣人の失踪、そして宿敵との決着。そこから積み重ねてきた過去の意味をガラリと変える刀根の推理と、その衝撃の結末はなかなか鮮烈な印象を残しました。

  • huraki

    高校生の頃に知り合った探偵の刀根からの着信に応じた主人公は過去の事件を回想していく。刀根の助手として共に事件を追い続けた十二年。電話越しに新たな解釈が紐解かれていく。彼女の信念や正義を想い、守られていた真実が明かされるとき複雑な感情に襲われた。

  • KDS

    探偵の刀根ミサトとその助手で警察官の田坂の会話劇。電話の会話だけで展開するなかなか斬新な一冊。二人は田坂が高校生の時に出会い、それから十二年の間に解決してきた四つの事件を振り返る。これらの事件全てに関わっていたとされる明松という男が、最近焼死したという事件を受けてのものだった。その明松は政治家の息子で権力を傘にした巨悪の象徴のような男。刀根の天敵ともいえる存在だった。最後のどんでん返しで明かされる真相は驚きもありつつ何故二人がこんな長電話をするに至ったのかが納得できるもの。読者に委ねられたラストの先は…?

  • ソラ

    【読了】D たたみ方がうまくいった作品。あらすじに大どんでん返しとあるが、そこは読み手としてはみんな想像がつくのでは…?

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