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昨夜は殺れたかも 講談社タイガ

藤石波矢

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784065170403
ISBN 10 : 4065170400
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

今日も二人は” 殺し愛”

夫と妻の視点に分かれ気鋭の著者二人が競作する、予測不能なラブサスペンス!

平凡なサラリーマン藤堂光弘。夫を愛する専業主婦・藤堂咲奈。二人は誰もが羨む幸せな夫婦……のはずだった。あの日までは。
光弘は気付いてしまった。妻の不貞に。咲奈は気付いてしまった。夫の裏の顔に。彼らは表面上は仲のいい夫婦の仮面を被ったまま、互いの殺害計画を練りはじめる。
気鋭の著者二人が夫と妻の視点を競作する、愛と笑いとトリックに満ちた” 殺し愛” の幕が開く!

【著者紹介】
藤石波矢 : 1988年栃木県生まれ。『初恋は坂道の先へ』で第1回ダ・ヴィンチ「本の物語」大賞を受賞し、デビュー

辻堂ゆめ : 1992年生まれ。神奈川県藤沢市辻堂出身。東京大学法学部卒業。『いなくなった私へ』で第13回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、2015年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • aquamarine

    平凡なサラリーマンの夫と、家庭で家事を完璧にこなす妻。誰もが羨む夫婦は、ある時を境にお互いを殺そう(殺られるまえに殺ろう)と決心します。この作品は藤石波矢さんが夫パート、辻堂ゆめさんが妻パートで、お互いに殺害トリックを仕掛けてパスをし、交代で執筆されたという企画ものだそうです。最初はそれじゃ絶対死なないだろう、と笑えるような殺害方法は回を重ねるごとにエスカレートし、後半は本当にえげつないです。惜しいのはラストが想像できてしまうことですが、これはこういう企画なのでこれでいいのでしょう。さらりと楽しめました。

  • ゆのん

    【NetGalley】結婚3年目の夫婦の話。藤石波矢さんが夫パートを、辻堂ゆめさんが妻パートを書いた共著。巻末にはあとがきとしてお二人の対談が掲載されている。コミカルで緊迫したシーンでも思わず笑ってしまう。誤解や思い込みが殺人に繋がるなんて会話や意志の疎通は大切。322

  • 佐島楓

    すれ違い殺し合いミステリサスペンス、と途中から笑ってしまう展開になり面白かった。愛情が殺意に直結するのが私にはよく理解できなかったが、誤解よ早く解けて―! と思いながら読んだ。作者が入れ替わる違和感はまったくなく、性別で役割分担する試みは成功していると思う。

  • よっち

    平凡なサラリーマン・藤堂光弘。夫を愛する専業主婦・藤堂咲奈。誰もが羨む幸せな夫婦の二人が、妻の不貞と夫の裏の顔にそれぞれ気づき、互いの殺害計画を練りはじめる物語。夫パートを藤石波矢さんが、妻パートを辻堂ゆめさんが担当し競作する愛と笑いとトリックに満ちた「殺し愛」のストーリーで、勘違いがものの見事にハマってお互い疑心暗鬼になってゆく中、仲良かった相手を殺そうと巧妙な殺人計画を練るようになってゆく二人。そこに至る前に前に気づけなかったのか…とも思いましたけど、そのコメディめいた展開はなかなか楽しかったですね。

  • うまる

    辻堂氏×藤石氏の競作サスペンス。相手の裏の顔に勘付いてしまった夫婦が、ささやかな復讐から互いの殺害計画を練るまでに発展する話。辻堂氏推しなので手に取って大正解♪とても面白い殺し愛でした。殺害計画とその回避方法は話し合わずに交互に書いたそうで、それが2人のやり取りや心情をリアルに表現することに繋がって良かったと思います。編集者が同じ様な企画を他の作家さんでもやりたがっているそうなので、ぜひやってほしいです。森氏×西尾氏とか、1対1に限らず三つ巴、3作家競作とかも面白そうですね。今後の企画に期待大!

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