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ISBN 10 : 476847957X
Content Description
公娼制度、廃娼運動、米軍基地周辺の性犯罪などの近現代史研究家であり、フィリピンで初めて声を上げた元「慰安婦」被害者の女性の自伝執筆を後押しするなど、「慰安婦」問題にもたずさわってきた著者が、「慰安婦」問題を否定する言動の誤謬と、対抗言説の陥穽を鋭く指摘。近代公娼制度以降の女性の性をめぐる歴史の視点から、なぜいまだに「慰安婦」問題を解決できないのか、なぜ日本人「慰安婦」は一人も名乗り出ないのかに焦点をあて、問題の本質に迫る。
目次 : 「慰安婦」問題の解決を妨げるもの/ 第1部 性暴力問題をみる視点(女性史からみた「慰安婦」問題/ 日本人「慰安婦」を不可視にするもの―女性国際戦犯法廷に参加して/ 被差別部落と買売春)/ 第2部 なぜ「慰安婦」問題を解決できないのか(日本軍「慰安婦」被害者金学順さん証言から二〇年―二〇年間の運動から何を学び、何を継承するのか/ 現代の軍事性暴力と「慰安婦」問題/ 日米軍事同盟が生み出した性売買をどう考えるのか/ 日本軍「慰安所」を作り出した性の歴史)
【著者紹介】
藤目ゆき : 大阪大学大学院人間科学研究科教授。日本近現代史、女性史専攻。アジア現代女性史研究会代表。主な著書に、『性の歴史学―公娼制度・堕胎罪体制から売春防止法・優生保護法体制へ』(不二出版、1997年度山川菊栄記念賞受賞)、など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
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えんさん(연싼)@読書メーター
読了日:2015/09/25
バリバリブーン
読了日:2015/04/25
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