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インテリジェンス都市・江戸 江戸幕府の政治と情報システム 朝日新書

藤田覚

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022951694
ISBN 10 : 4022951699
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸幕府は全国各地へ派遣した「密偵」を通じて天皇・朝廷や大名家(藩)、旗本・御家人の情報、民意の動向を内密に収集した。「鎖国」といいながら朝鮮・琉球との国交、中国・オランダとの貿易、蝦夷地での交易など内外の情報も独占的に入手した。その収集、伝達、分析プロセスは?謎とされてきた隠密活動の全体像がついに明らかになる!

目次 : 序章 幕藩体制の核心はインテリジェンスだった!―情報と江戸時代の政治・交通/ 第1章 将軍直属の「スパイ」がいた!―御庭番の情報収集と幕府政治/ 第2章 大名と幕臣を監察する将軍の「目」―小人目付の情報収集と幕政/ 第3章 「探検家」の真の任務とは?―勘定所普請役の情報収集/ 第4章 犯罪捜査と経済調査のエキスパート―町奉行所隠密廻り同心の情報収集/ 第5章 異国船とアヘン戦争、鎖国下の情報戦―オランダ風説書と対外政策/ 第6章 「敗戦」という不都合な事実の拡散―文化露寇事件の情報と政治/ 終章 インテリジェンスの大失策が幕府の命取りに!―天皇・朝廷情報の収集

【著者紹介】
藤田覚 : 1946年、長野県生まれ。千葉大学文理学部卒、東北大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専攻は日本近世史・近世政治史。東京大学史料編纂所教授、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授を経て、東京大学名誉教授。著書に『近世後期政治史と対外関係』(東京大学出版会、角川源義賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    幕府の隠密が各藩の内情を探る設定のマンガやドラマは荒唐無稽な創作と思っていたが、かなり事実に近かったようだ。御庭番や隠密廻り同心などの情報組織を有し、朝廷や大名のみならず民意まで収集していたからこそ、徳川の支配体制は長続きしたのがわかる。幕臣も身辺調査で問題ありとされると役に就けなかったのだから厳しい。また異国船打払令が薪水給与令に切り替わったのも、オランダ情報で英国海軍を刺戟しないよう水野忠邦の独断で決められたという。幕末に朝廷情報の収集に失敗して討幕を招いた経緯は、情報と政治の関係を考えさせられる。

  • スプリント

    目付けや御庭番がいながら幕末の京都は志士の跋扈を許してしまったのはなぜなんだろう。

  • ゆぅ

    江戸時代、幕府の情報収集についてまとめた本。御庭番の他にも組織図を示して、どの役職がどんな場所でどんな情報を収集するか解説。わかりやすかった。長崎や蝦夷の話も多かったです。

  • takao

    隠密で情報集約

  • Riko

    図書館で借りた

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