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ウィリアム・モリス 近代デザインの原点

藤田治彦

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784306052260
ISBN 10 : 4306052265
Format
Books
Publisher
Release Date
October/1996
Japan

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Book Meter Reviews

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  • roughfractus02

    産業革命が人々の生活レベルに浸透する19世紀、モリスはその動向によって失われる側に立ち、そこにはない何か、もうひとつのものを「ユートピア」や「理想」という言葉で表しつつも、夢想家で終わることなく、建築物の修復を始めとして、モリス商会の設立、アーツ・アンド・クラフツ運動を主導した。本書で著者は、モリスに冠せられる「近代デザインの父」なるラベルを剥がし、その原点にあるラファエル前派やジャポニズムとの関係、多くのパートナーとの協働を超えて、時代の転換期に脱出の方向を見出す脱記号(de-sign)への衝動を見る。

  • 近代デザインの原点がモリスとその周辺からわかりやすく描かれていた。生活と芸術が結びつく視点がおもしろかった。

  • TAKAMI

    聖職者をあきらめ、建築も家具もテキスタイルも、なんでもデザインし、社会主義運動や反修復運動にも参加し、商会も運営するスーパーマン、モリスについて広くわかりやすく述べられている。彼がどういう時代・地域に生き、誰と付き合い、何をしたかはよくわかったので、これからはそれがどのような社会的影響を与えたのか、様々な文献を読んでみよう。デザインにももっと触れてみる。

  • May

    近代デザインの原点として安易に語られ過ぎている感のあるモリスだけど、彼の活動を貫く真の価値は「もうひとつのもの」を求める力にあった。モリスの周辺の動きも詳しく書かれていて、彼の時代と影響関係への理解が深まる。モリスの古建築の保存運動の背後には、長い時間を見通した建築生産行為への問いを見ることができる。神話的に語られがちなモリスを実践者として分析的に見直せる本。

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