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藤田新策作品集 Stories

藤田新策

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768315873
ISBN 10 : 4768315879
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

スティーヴン・キング、宮部みゆき、ディーン・クーンツ…。国内外の著名作家の小説の装画を数多く手がけて来た藤田新策が自らセレクトした初の本格的作品集。

【著者紹介】
藤田新策 : 1956年静岡県に生まれる。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。以後フリーのイラストレーター。スティーブン・キング、宮部みゆきなど、数多くの小説家の書籍で装丁・装画・挿絵を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • けんとまん1007

    本の装丁。自分にとっては、とても身近なもの。ただし、読むジャンルによって、その距離感は随分違う。藤田さんの作品は、自分がほとんど読まない分野の本の装丁だ。それでも、興味を持って図書館で借りてみた。本の内容云々を抜きにして、十二分に楽しめる作品集。一枚の絵であっても、隅々まで目を凝らして見ないと、真意が伝わってこないくらい、練られた作品ばかり。

  • ぐうぐう

    小説本の装画は、絵のうまさ以上に小説へ理解の深さが問われると、本書を読んでいて痛感させられた。藤田新策と言えば、まず浮かぶのがスティーヴン・キングだ。表紙を飾る装画は、小説の一場面を切り取って描かれることが多いが、例えば『ミザリー』の装画は、右半分が囚われた主人公の現実を描き、左半分が眠りの世界を描いている。それが1枚の絵の中で溶け合っており、まさに主人公の心境が見事に表現されている。このような絵は、小説を深く読み込み、理解していていないと描けないものだ。(つづく)

  • kasim

    もう何十年この方の絵に心を奪われてきただろう。もし家に絵を飾る余裕があったらぜひ選びたい描き手の一人。わずかな街灯に照らされた仄暗い夜道、熟柿のような退廃的な夕暮れ、静まり返る雪原。草原を描いてもネオン溢れる都市を描いても、その風景はどこか寂しく、ホッパーやキリコのように人間が場違いな存在に見える。あるいはこの世界の人は私たちと異なる世界に住んでいるような。少しだけ添えられた文章も、創造者としての優れたセンスを感じさせる。

  • 陽子

    絵からストーリーを想像してページを開きたくさせる。不思議でちょっと怖い絵が次々と現れる。海外作家、日本人作家。いづれもすごい絵ばかり。これらの絵を描くために、作品を熟読しているとのこと。だから、藤田氏は相当な読書家でもあるのです。乱歩もアルセーヌ・ルパンは新装版になり、表紙が変わっていました。どれも独特のムードが漂っていて、また再読したいなと思わせる。巻末にはそれぞれの絵の本紹介解説があり。宮部みゆき作品読みたくなった。作家の出す本をイメージして伝えるための装丁画家さんらの想いまでもが伝わってきた。

  • ぐるぐる244

    イベント【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の三・和洋折衷〉参加中 こちらのイベント〈其の一〉で教えていただいた作品集。藤田自身が選んだ作品ということだが、表紙にもなっている「IT」が素晴らしい。「淋しい狩人」宮部みゆきは「IT」とは全く異なる世界を描いていて、自分が小さい頃に通った本屋さんを思い出し懐かしい気持ちになる。

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