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ISBN 10 : 4757610300
Content Description
〓外研究に新たな領域を切り拓く。森〓外の初期文学活動の成果をまとめた創作・翻訳作品集『水沫集』所収作品を中心として翻訳作品の訳文に国語学的分析を加え、〓外の翻訳言語・初期の文業の特質を明らかにする。種々の文法的な分析に基づき、〓外が試みた新時代の文学言語のスタイルの諸相を探る。引用と複合助詞の研究を中心として日本語文法学に大きな足跡を残した著者のもう1つのライフワークの大成。
目次 : 第1章 言文一致文(森〓外初期言文一致体翻訳小説の本文改訂から見えてくるもの/ 〓外翻訳の国語学的分析―初期の言文一致体の試みをめぐって/ 森〓外訳「玉を懐いて罪あり」覚書―その訳出の方向性について ほか)/ 第2章 戯曲(森〓外訳「折薔薇」とその本文改訂をめぐって―『水沫集』所収初期翻訳戯曲の言語についての一考察/ 森〓外初期翻訳戯曲の言語について―「調高矣洋絃一曲」を中心に/ 森〓外訳「調高矣洋絃一曲」の音訛の実態 ほか)/ 第3章 文語文(森〓外訳「黄綬章」の文章について―「瑞西館」「うきよの波」との比較を通して/ 森〓外訳「埋木」の文章について/ 森〓外訳「ふた夜」の疑問表現について ほか)
【著者紹介】
藤田保幸 : 龍谷大学文学部名誉教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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