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パリの「敵性」日本人たち 脱出か抑留か 1940-1946

藤森晶子

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784000616218
ISBN 10 : 4000616218
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

1944年8月パリ。ナチから解放されると一転、「敵性」外国人となった日本人たちがいた。逃げ延びた人もいれば、収容所送りになった人もいた。愛するフランスに行き場をなくした彼らは何を想い、どう生きたのか。連行される初老男性の写真をきっかけに、公文書を手掛かりとして記された稀有な歴史ドキュメンタリー。

【著者紹介】
藤森晶子 : 1979年広島市生まれ。。東京外国語大学外国語学部欧米第二課程(フランス語専攻)卒業。ストラスブール第三大学大学院への留学を経て、東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻博士課程単位取得退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kuroma831

    現状2024年ベスト本。ドイツ占領下の在仏日本人は友好国国民だったが、自由フランスに解放されると敵性外国人となり、拘束・収容されることとなった。日仏両国の公文書を緻密に調べ、一人一人の1944〜45年を描く。パリを愛して残った人、日本に帰る場所が無かった人、様々な理由があれど、戦時下においては国外に住んでいても国籍に縛られる。ドイツ占領下では同盟国の国民として配給などで優遇されたり、上流階級との付き合いがあった人も多く、フランス人から反感を買ったのも否めない。

  • ののまる

    敵国人である日本人の処遇や脱出劇。対して日本で抑留された敵国人としてのフランス人の拷問などが酷すぎる。

  • takao

    ナチスからの解放後、日本人は敵性国民となった。

  • たいたいぶん

    ドイツ占領下のフランスにおいて日本人は同盟国の国民であったが、解放後、彼らにはどんな処遇がなされたのか。長年フランスで研究を重ねてきた著者だから書ける本。 別の資料探しで偶然見つけた東洋人が拘束されている写真が気になってさらに資料探しを深めていったというエピソードは研究者らしい。 マルセイユから脱出する最中に拘束された末松らのエピソードは戦争中らしさを覚え、フランス人の一種の温かさを全体的に思えた。

  • NAGISAN

    戦時中のロスや満州・上海の日系人関係の本を読んできたので、興味深く読んだ。先行研究等が少なく、市井の人たちのために残存資料が乏しい中、よく調べられたとと思う。この分野の嚆矢になる著作である。

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