Product Details
ISBN 10 : 4623082733
Content Description
PISA等の国際比較調査では、解決方法がひとつに定まらない問題に対して、自分のもっている多様な知識を結びつけて考え、深く理解して解決を導く力(「わかる学力」)が、日本の生徒は相対的に低いことが示されている。近年、この「わかる学力」を高めるためには、個人での取り組みと他者との協同を組み合わせた「協同的探究学習」が効果的であることがわかってきた。そこで本書では、協同的探究学習の理論を紹介するとともに、実際に長年授業に取り入れてきた名古屋大学教育学部附属中・高等学校でのさまざまな教科の実践を紹介し、その授業の展開と効果についてわかりやすく解説する。
目次 : 世界におけるこれからの教育―日本はどこに向かうのか/ 第1部 理念編―子どもの学びの質を高めるために(「わかる学力」と「できる学力」/ 「協同的探究学習」とは/ 探究の学びの意義/ 協同の学びの意義)/ 第2部 実践編―協同的探究学習の授業の実際(中学校国語「少年の日の思い出」―人物の心情について理解を深める/ 高等学校国語「せきをしてもひとり」―感情をどう表現するか/ 中学校数学「文字と式」―カレンダーの秘密を探る/ 高等学校数学「数列」―和から広がる世界/ 中学校理科「細胞分裂」―瞬間から時の流れを予想する/ 高等学校理科「酸化還元反応」―多面的にみる金属の性質/ 学びの質を高めるには―協同的探究学習の広がりと深まり)/ 一人ひとりの学びと育ちを支えるために
【著者紹介】
藤村宣之 : 1994年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定。博士(教育学)。東京大学大学院教育学研究科教授。専門:教育心理学、発達心理学
橘春菜 : 2011年名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程単位取得。博士(心理学)。名古屋大学教育基盤連携本部アドミッション部門特任准教授。専門:教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

