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ケマコシネカムイ 神々の物語

藤村久和

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784904716076
ISBN 10 : 4904716078
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

白ギツネの神が、川で美味そうなマスを捕まえたテンに、運ぶのを手伝うから自分にも分けてほしいと頼むが、断られ…。アイヌの先人からいい伝えられたアイヌの神々の物語を、素朴なことばと美しい版画で描いた絵本。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • keroppi

    「ケマコシネカムイ」って「足の軽い神様」という意味で、キタキツネをさすらしい。でもそんな神様も失敗をやらかす。ちょっとコミカルで、意地悪はしちゃいけないとの教訓も入ってる。手島さんも楽しんで描いているようだ。

  • yomineko@鬼畜ヴィタリにゃん💗

    姿形が神々しいほど美しい白い狐。白いテンとマスを取り合うが、お互いが引かず、とうとうマスが腐ってしまう。春になると、白い毛が文字通りキツネ色になる。神の国、北海道の春は本当に美しい。

  • がらくたどん

    人臭い兎の神もいれば畏れ敬われるフクロウの神もいるカムイの世界。本書は多羅尾坂内並みに(我ながら古い!)多くの異名を持つキタキツネのカムイ。ケマコシネは俊足の象徴とのこと。野山を縦横に駆け巡り里の近くで危険も知らせる軽快で好奇心旺盛な神である。かつては純白であった狐とテンがしょうもない喧嘩が原因で赤茶けた色に染まってしまった物語。そのしょうもない現場をフクロウカムイのカムイチカプがシンと見下ろす。今回のサケヘは「サラニプニー、サラニプ」赤茶けた毛皮は白狐より野に馴染む。山を駆け里を覗きただ軽快に軽快に。

  • アナクマ

    狐とテンが互いに獲物を譲らず。どうにも色が白いなぁと思ってたら…そういう訳で今に至ると。神様なのにその俗っぽさ、人間くささ。◉キタキツネの呼び名は複数あり、丘や尾根に住む・足の軽い・六つの喉をもつ・占いの時に物を落とす…神、だとか。慇懃に奉るでもなく、蔑むでもなく、アイヌの人たちの自然観が見えてくるよう。◉これに学んで、身の回りの生き物や現象に、自分なりにしっくりくるオリジナルの別名を与えてみたらどうだろう。自分にとっての自然環境の意味を再発見し、世界を再構成するような楽しみになるのではないかと予感する→

  • ume 改め saryo

    TITLEは足の軽い神様、そんな意味になるそうですね。アイヌの人は身近な多くのものに、神の存在を感じていたのですね。そのシリーズはもっと神々しい?作品が多そうなイメージですが、今回は(^^)ですね!

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