藤本隆宏(経営学者)

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製品開発力 自動車産業の「組織能力」と「競争力」の研究

藤本隆宏(経営学者)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478001936
ISBN 10 : 4478001936
Format
Books
Release Date
October/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

自動車業界の世界的再編の今、ものづくりの本質を探る。日米欧自動車メーカーを対象に新製品開発プロジェクトの成果、戦略、組織、プロセスなどの国際比較を試みた書。日経・経済図書文化賞を受賞した名著の増補版。

【著者紹介】
藤本隆宏 : 1955年東京生まれ。1979年東京大学経済学部卒業後、三菱総合研究所に入社。1989年ハーバード大学ビジネススクールより博士号を取得。東京大学経済学部助教授、リヨン大学客員教授、ハーバード・ビジネススクール客員教授などを経て、1998年東京大学経済学部教授。2004年ものづくり経営研究センター長。おもな著書にThe Evolution of a Manufacturing System of Toyota,Oxford University Press(1999年、恩賜賞・日本学士院賞受賞)など多数

キム・B・クラーク : 1974年ハーバード大学卒業。1978年経済学で博士号取得。長らくハーバード・ビジネススクールで教鞭をとり、前ハーバード・ビジネススクール学長。現在ブリガム・ヤング大学アイダホ校学長

田村明比古 : 1980年東京大学法学部卒業。運輸省入省。米国コーネル大学経営学大学院にてMBA取得。在アメリカ合衆国日本国大使館参事官、総合政策局観光部旅行振興課長、港湾局港湾経済課長、航空局監理部総務課長などを経て、2008年7月より国土交通省大臣官房審議官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 人工知能

    日米欧の自動車の製品開発を、製品統合力と生産性、TPQの観点で整理した学術書。TPQと一番相関が高かったのは外部との統合性で、いかに市場の顕在・潜在のニーズを拾うか、それを製品の開発にいかに一貫して入れていくか、が製品のクオリティに効くというのは納得感がある。そのためには重量級のマネジャーを選び、組織間の調整だけでなく、製品のコンセプトや販売方法まで含めて責任を持たせることで、外部内部ともに統合力が増し、ユーザーも認識できるほどの製品の一貫性を出す事が可能になる。

  • yu01

    自動車産業では首尾一貫した製品開発が競争力の大きな要因になると主張。日本企業が競争優位性を持つのは、短いリードタイム、高い開発生産性があるから。その要因は、迅速かつ少しずつ戦略と承認図部品戦略、試作車製作サイクルと金型製作の速さ、部門間の緊密な連携調整と重量級(強い権限)のプロダクト・マネージャーの存在、でありその結果、製品の首尾一貫性も突出している、としている。生み出された知見もさることながら、「設計情報転写論」、問題解決サイクルとしての製品開発などの研究枠組みも斬新。実証研究の書としても一級品。

  • Ryo

    競争力=魅力➕実力だという。 日本国内ではインテグラル型の自動車産業は、本書が書かれた内燃機関全盛時は日本が優れているとされていた。 パフォーマンスは総合商品力、リードタイム、生産性で表現され、日本は組織横断タイプのプロダクトマネージャーが配置されていたことも強みとなっていた。 モジュラーでの組み合わせが増えてきた現代ではまた違ってきているのかなと思う。

  • horada

    ****

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