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犯罪はなぜくり返されるのか 社会復帰を支える制度と人びと 叢書・知を究める

藤本哲也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784623077991
ISBN 10 : 4623077993
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ストーカーやDV、無差別殺傷事件等の社会問題の多様化や更生保護制度の見直し、少年法等の法改正を通して、現代日本の刑事政策は大きく変容を遂げている。本書は、犯罪学や被害者学の概要のほか、執行猶予制度、性犯罪者や女性犯罪者の処遇、矯正医療、特殊詐欺等の重要トピックを取り上げ、犯罪予防と再犯防止に向かいつつある現代の刑事政策の変遷をたどる。犯罪学の第一人者であり、更生保護の第一線にある著者が、日本の犯罪をめぐる最新状況を詳解する。

目次 : 第1部 犯罪学・刑事政策の発展過程と概要/ 第2部 再犯防止に向けた制度と仕組み/ 第3部 多様化する犯罪形態に対応する刑事政策/ 第4部 犯罪者の処遇と更生/ 第5部 少年法・少年院法改正と少年鑑別所法の制定/ 第6部 犯罪者をめぐる問題と新たなアプローチ/ 第7部 刑事政策のいまとこれから

【著者紹介】
藤本哲也 : 1940年愛媛県生まれ。1963年中央大学法学部卒業。1969年中央大学大学院博士課程法学研究科刑事法専攻単位取得満期退学。1970年フロリダ州立大学大学院修士課程犯罪部修了。1975年カリフォルニア大学(バークレー校)大学院博士課程犯罪学部修了。現在、中央大学名誉教授、犯罪学博士、弁護士、矯正協会会長、日本更生保護学会会長、最高検察庁参与(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kiki

    犯罪は法律等を整備してもゼロとはならない。再犯防止のため、社会復帰にも力を入れるべきであることを議論するのが本書が目的としているところである。東京オリンピックを控え、治安を向上させることも重要な義務。アメリカでは、受刑体験者がカウンセラー資格を取得の上、社会復帰プログラムの講師になっている。女性受刑者が増加しているため、過去の心的状況、摂食障害等の精神面でのケアも重要である。最近は民間ノウハウを活用したPFI刑務所がある。諸外国よりも劣るところがあるが、社会復帰に向けたトータルな支援はできるものである。

  • ふくちゃん

    多岐に渡る論点が簡潔に整理され、分かりやすくかつ読みやすく書かれています。誠実な著書です。これで理解したつもりにならず、本書を入り口として個々のテーマを掘り下げる必要がありそうです。

  • 山田

    わが国では、「犯罪学」「刑事政策」「刑事学」の用語がほぼ同旨に扱われているが、「犯罪学」は英語のcriminology、「刑事政策」は独語のKriminalpolitik、「刑事学」は仏語のSciences penalesの訳語であり、それぞれ、各国の学問的背景の違いを伴っている。/中央大学の名誉教授というお偉い先生なのに、細かいことが丁寧に解説されていて、まるで教科書のように勉強になります。

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