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ISBN 10 : 4260042718
Content Description
臨床現場での情報活用から意思決定の方法までを体系的に理解できる!
臨床に携わる療法士にとって、「臨床」と「研究(エビデンス)」は欠くことのできない要素といえる。本書ではその両者を融合することの必要性を説くとともに、患者の価値観という大切な要素もそこに組み合わせる。エビデンスの活用だけで適切な意思決定ができない場合に、自身の経験、また患者の価値観をどのように反映させていくか、治療に必要な知識を情報へ転換し、活用するスキルを身に付けるための具体的な指針を提示する。
目 次
序章 玉石混交の情報から治療法を決めるスキルが求められている
第1章 エビデンスと世の中の情報を取捨選択するための基礎知識
1 エビデンスとは何か?
1 エビデンスとは
2 Evidence-based medicineとは
3 エビデンスレベルとは
2 Evidence-based practice
1 Evidence-based medicineの歴史
2 EBMおよびEBPとは
3 EBPの手続き
4 まとめ
COLUMN 専門家の経験と対象者の個別性
3 論文情報を判断するための研究デザイン
1 症例報告
2 観察研究
3 ランダム化比較試験
4 システマティックレビューとメタアナリシス
5 質的研究
COLUMN 統計解析の不思議な点
COLUMN P値に囚われる有意症という病気
COLUMN 論文情報は信用してよいの?
4 インターネット情報を判断するための基礎知識
1 SEOと健康情報
2 医療広告ガイドライン
3 理学療法士及び作業療法士法に違反する表現の例
COLUMN Yahoo! ニュースで医療情報を書くときに気をつけていること
COLUMN m3ライターとして執筆で気をつけていること
COLUMN 医療AIの利点と懸念点
5 診療ガイドラインを読むうえで必要な基礎知識
1 診療ガイドラインとは
2 診療ガイドライン作成方法の概略
第2章 患者の価値観・希望
1 患者の価値観・希望とは
1 患者の価値観・希望の重要性
2 患者の価値観・希望とは
COLUMN 脳卒中患者の価値観や疑問を調査しました
2 患者の価値観を医療に反映するための資料
1 診療ガイドライン
2 患者向け診療ガイドライン
3 論文情報
第3章 治療法を決定するための目標設定とコミュニケーション
1 人は合理的に意思決定ができるのか?
1 囚人のジレンマから考える意思決定
2 感情が意思決定や行動に関わる実例
3 合理的な意思決定の困難さゆえ,医療者―患者コミュニケーションが必要
2 目標設定と意思決定
1 目標設定の重要性
2 リハビリテーションの目標とは
COLUMN 患者から示された目標は本当にその人が思っている目標なのか?
3 限定合理性とさまざまなバイアス
1 限定合理性とは
2 意思決定に関わる理論とバイアスの基礎
4 医療における意思決定モデル
1 パターナリズムからインフォームドコンセントへ
2 shared decision making
第4章 臨床における意思決定過程
1 脳卒中―歩行障害
2 脳卒中―上肢機能障害
3 脳卒中―失語症
4 大腿骨頚部骨折
5 心不全
6 慢性腰痛
7 COPD
8 パーキンソン病
9 ALS
10 脊髄小脳変性症
11 変形性膝関節症
12 変形性股関節症
13 肩関節周囲炎
14 脊髄損傷
15 スポーツ障害
16 ウィメンズヘルス
17 めまい
18 肩の慢性疼痛
索引
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