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国境の北と日本人

藤巻光浩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784846119010
ISBN 10 : 4846119017
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

旧樺太豊原、ロシア兵から逃れるため日本人はバスに乗り込み点呼を受けた。しかし朝鮮戸籍の彼の名前は呼ばれずバスを降ろされた…近代日本の国境の北であった大地。サハリン(旧樺太)、アイヌモシリ・旭川から青森へ―「国境」の北への旅。コロニアルな記憶を辿る旅から見えてきた「日本」と「日本人」の自画像…

目次 : 序章 国境の北へ(旅での「出会い」とは/ メディアとしての旅行記・紀行文 ほか)/ 第1章 サハリンと樺太の中間へ(なじみのある旅とは/ 地図というメディア―オホーツク海を中心にしてみる ほか)/ 第2章 アイヌモシリ・旭川のはざ間に(国見の碑からみる上川盆地/ 北海道の神社と兵村 ほか)/ 第3章 東北への旅と電気の旅が交錯する場へ(サハリンと青森県の、二つの「豊原」/ シズエさんと私たち ほか)/ 終章 国境の北と「日本人」の旅(「見たい、買いたい、食べたい」を満足させる「目的地」/ 旅の途中へ)

【著者紹介】
藤巻光浩 : 1964年生まれ。2004年Ph.D.(レトリック専攻コミュニケーション学、The University of Iowa)。静岡県立大学国際関係学部准教授などを経て、フェリス女学院大学文学部教授。専門は、レトリック、メディア研究、批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • まると

    サハリンと旭川、青森への幾度かの訪問と当地のミュージアム展示を通じて、「日本人」とは何かを見つめる紀行文、というよりはエッセイといった趣の本です。サハリンと北海道、北東北をカバーする視点は、かつてアイヌが住んでいた、天皇支配の及ばなかった日本の北部地域と符合しており、そこに植民地的な面影を見るのは適切であろうと思う。神仏習合の歴史のない北海道の神社の特異性は道産子である自分も知らなかったし、軍都・旭川にある自衛隊の記念館を通じて見えてくる陸軍第七師団との連関、郷土意識なども、そこそこに興味深い内容でした。

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