Product Details
ISBN 10 : 4054058477
Content Description
かつて、落飾して仏教徒(法皇)となり、みずから阿闍梨となって瞑想や護摩法を修する天皇がいた―。奈良以前から幕末にいたるまで、歴代の天皇は熱心な仏教信仰者であり、仏教の最大のパトロンだった。本書は、「仏教徒としての天皇」に着目し、世界に類を見ない君主・天皇の信仰世界を明らかにする。
目次 : 第1部 仏教徒としての天皇(天皇はいかに仏教に頼ってきたか/ 宮中祭祀や近代神道は明治につくられた/ 天皇はなぜ密教に深く心を寄せたのか/ 密教の大法とは護国・天皇護持の法をいう/ なぜ日本は密教でなくてはならなかったのか/ 天照大紙は密教によって再生された/ 血統ではなく、前世の修行功徳によって天子となる/ 行いが悪ければ天皇も地獄に堕ちた)/ 第2部 天皇と密教修法(天皇の守護神・二間観音の秘儀/ 密教と鎮護国家―嵯峨天皇から文徳天皇まで/ 清和天皇と藤原時代のはじまり/ 法皇の登場―宇多朝と天皇密教の画期/ 院政時代と密教の爛熟/ 法流一揆の夢―後宇多法皇/ 呪術王の野望―後醍醐天皇/ 天皇に代わる神の登場)
【著者紹介】
藤巻一保 : 1952年、北海道生まれ。宗教を軸とした思想文化を主要テーマに、とくに中世以降の密教と習合神道を母胎とした神秘思想、近代の秘教的思潮を広範に掘り起こし、再検証する研究書を多数執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .
