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うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった 光文社新書

藤川徳美

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334039981
ISBN 10 : 4334039987
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2017
Japan

Content Description

あなたの不調は、「鉄・タンパク不足」の症状かもしれない―。日本女性の大半は、貯蔵鉄(フェリチン)が空っぽの状態で、諸外国て比べても日本人の鉄不足は深刻だ。しかし普通の検査では見逃されてしまい、また日本では鉄不足への認識が甘いため、多くの人が自分の鉄欠乏に気付いていない。著者は近年、うつ病やパニック障害の患者に「高タンパク・低糖質食+鉄剤」療法を取り入れたところ、精神科薬を脱し鉄剤投与のみとなり治療を終了(完治)する患者を続出させている。地球上で最も多く存在する元素、鉄(Fe)。最初の生物、シアノバクテリアをはじめ植物も動物も、鉄なしではエネルギー代謝を維持できず、神経伝達物質やホルモンの合成も滞る。多数の症例を交えながら、鉄・タンパク摂取の重要性を伝える。

目次 : 第1章 日本女性の8割は鉄が空っぽだった―うつ・パニック障害は「鉄・タンパク不足」が原因/ 第2章 「鉄・タンパク不足」を伴う不安・うつ・パニック障害治療の実際/ 第3章 鉄―地球・生命にとって特別な元素/ 第4章 エネルギー代謝と鉄―あらゆる病に鉄不足が関わる理由/ 第5章 医師はなぜ栄養について知らないのか―治療の旧パラダイムから新パラダイムへ/ 第6章 “実践編”鉄吸収を良くする「低糖質+高タンパク食」とサプリメント

【著者紹介】
藤川徳美 : 1960年、広島県生まれ。医学博士。1984年、広島大学医学部卒業。広島大学医学部附属病院精神神経科、県立広島病院精神神経科、国立病院機構賀茂精神医療センターなどに勤務。うつ病の薬理・画像研究や、MRIを用いた老年期うつ病研究を行い、老年発症のうつ病には微小脳梗塞が多いことを世界に先駆けて発見する。2008年に「ふじかわ心療内科クリニック」(広島県廿日市市)を開院(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • hundredpink

    「日本女性の8割が鉄不足」と著者

  • mana

    初期のパニックや鬱には効きそう。自分のような拗らせたもの、原因が明確な鬱はなかなか完治まではいかないかも。この先生の他にデータがあるかどうかわからないので、これだけを信じるわけにもいかないけど…(正直胡散臭く感じたので😅)。でも、栄養を見直すことは大事だなと感じた。鉄分はサプリメントで摂取しているのでいいとして、低糖質で高タンパクを目指していきたい。欧米には小麦粉に鉄を混ぜているらしい。効率的でうらやましい。

  • としちゃん

    うつやパニックなどの気分障害が、鉄とたんぱく質の積極的摂取で改善することを書いた本。鉄不足の指標となるのはヘモグロビン値ではなく、体内の貯蔵鉄の量を指すフェリチン値。ヘモグロビン値が正常でもフェリチン値が低い場合があり、これが隠れ貧血。女性は基本的に鉄不足に陥るそうで、程度の差こそあれイライラしたり、落ち込んだり、塞ぎ込んだりしがちになる。鉄と一緒にたんぱく質をしっかり摂ることが大事だそう。健康長寿の方は牛肉をよく食べるというのは、ここでも納得。たんぱく質と鉄分タップリの赤身肉食べなくっちゃ。

  • 西郷さん

    鬱病やパニック障害などに罹る人が多いがそういった人達の症状を軽減するにはどうすればよいか。医師でもある著者が長年患者を診察しながら得た知見を基に論じる一冊。「低糖質+高タンパク+鉄」の組み合わせにより鬱やパニック障害、はては発達障害をも軽減することが可能とのこと。特に、著者の鉄に対する語り口は“鉄最強!”と言わんばかりです。たしかに、鉄分というのは実際にどんな働きがあるかはよく分からなかったわけですが、鉄が体内でどんな働きをしているかやなぜ鉄が必要なのかが分かりやすく書いてあり勉強になりました。

  • カッパ

    【◉】【概要】表題通りなのだが、うつや不安など精神疾患は栄養をとることで良くなることが多い。特に女性はそうである。 糖質制限とたんぱく質と鉄をとることが大事。根拠も書かれている。【感想】あらすじには書いていないがこれを根拠として医療のエビデンスにするには道が険しい模様。それでも理にかなってる。私はこてつ院長というなでやっているプログも愛読している。さっそく明日から取り組もう。

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