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リラの花咲くけものみち

藤岡陽子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334915414
ISBN 10 : 4334915418
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

幼い頃に母を亡くし、父が再婚した継母とうまくいかず不登校になった岸本聡里。愛犬だけが心の支えだった聡里は、祖母に引き取られペットたちと暮らすうち、獣医師を志すように。北農大学獣医学類に入学すると、慣れない寮生活が始まった。面倒見のよい先輩、気難しいルームメイト、志をともにする同級生らに囲まれ、学業や動物病院でのアルバイトに奮闘する日々。伴侶動物の専門医を目指していた聡里だが、馬や牛など経済動物の医師のあり方を目の当たりにし、「生きること」について考えさせられることに―北海道の地で、自らの人生を変えてゆく少女の姿を描いた感動作!

【著者紹介】
藤岡陽子 : 1971年、京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。新聞社勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学。慈恵看護専門学校卒業。2009年『いつまでも白い羽根』(光文社)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    動物を愛するすべての方に読んで欲しい感動の物語です。今年2023年で作家歴14年になられる著者の藤岡陽子さんは私にとっては初読み作家さんでした。本書は自信を持ってお奨めできる素晴らしい一冊ですので、ぜひ多くの方に読んで頂いて著者がブレイクすればいいなと願いますね。ヒロインの聡里は不幸な少女時代を優しい祖母のチドリと愛犬パールに支えられ獣医師になる道を目指して北海道の獣医学大学に進学し次第に自信を得て数々の苦難にぶつかりながらも懸命に乗り越えて一歩ずつ成長していくのです。本書は涙なしには読めない感動作です。

  • ムーミン

    人は何によって成長していくのか。何によって自分らしさが形づくられ、磨かれていくのか。聡里を取り巻く人々と彼女の経験を通して描かれるエピソードから考えさせられました。ニーチェの「事実はない。あるのは解釈」ではないが、自分に起こる現実をどう受け止めるのか、柔軟かつ前向きに解釈できる力を引き出してくれる人に出会える自分でありたいと思いました。

  • のぶ

    主人公の岸本聡里が北海道の獣医学大学に入り、成長していく姿を描いた物語だったが、全体を通しとても良かった。聡里は幼くして母親を亡くし、その他にもいろいろな事情があり、祖母の牛久チドリと東京で暮らしていた。このチドリが良い人で。聡里の心の支えとなっていた。大学では獣医師を目指して毎日勉学に励むが、ちょっとした出来事で目標に対し折れそうな経験もする。そんな経験を支えてくれたのが周りの学生とチドリだった。真っ直ぐな聡里の性格が読んでいて爽やかだ。6年の学園生活を終えた聡里の将来を応援したくなった。

  • いつでも母さん

    藤岡さんらしい暖かくも力強く、命を感じる読み応えのある作品だった。幼い頃に母を亡くし、父や継母と上手く行かず不登校になった聡里。そこから救い出し優しく大らかに見守る祖母・チドリの存在が実に好い。獣医師を目指して北海道の大学に入る聡里の成長物語なのだが、学びの場で出会った多くの人との関わりや、命と向き合うことの過酷な現実が私を早くページを捲りなさいと急かすのだ。出来れば友人・綾華のその後も描いて欲しかったなぁ。とは言え、頑張れ聡里と応援したい。お薦めです。

  • hirokun

    星5 引きこもりの少女の成長物語。北海道の雄大な景色が目の前に浮かんでくるような感じ。私も学生の一時期寮に入っていたことがあったが、最初はその中の人間関係に戸惑いいろいろ苦労したことを思い出しながら読み進めていった。少女の祖母の前向きに考える姿勢は、本当に羨ましく思う。私などは、ついついマイナス思考に陥りがちであり、今もその罠からなかなか抜け出すことはできず、60歳半ばを過ぎて今も大きな課題だ。このような作品を読むことによって、気持ちが少しでも前向きになれることを期待したい。

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