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脱「国際協力」 開発と平和構築を超えて

藤岡美恵子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794808769
ISBN 10 : 4794808763
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「国際協力」をめぐる問題群と、「3.11」が突きつけている諸問題はどこでどう重なり合い、響き合っているのか。「開発」による貧困、「平和構築」による暴力。このままでよいのか。NGOが向き合うべき問題とは何か。本書はあるべき「国際協力」を論じるというより、「国際協力」の政策と実践がどのような政治、思考、イデオロギー、言説に支えられ、生み出されているかを明らかにすることに焦点を定めている。

目次 : 第1部 ODAと国際協力(政官財ODAから地球市民による民際協力へ/ 日本の軍事援助/ イスラエル占領下の「開発援助」は公正な平和に貢献するか?―パレスチナ・ヨルダン渓谷における民族浄化と「平和と繁栄の回廊」構想)/ 第2部 NGO・市民社会と国際協力(人道支援における「オール・ジャパン」とNGOの独立/ 日本の国際協力NGOは持続可能な社会を夢見るか?―自発性からの考察/ 「保護する責任」にNO!という責任―二一世紀の新世界秩序と国際人権・開発NGOの役割の再考)

【著者紹介】
藤岡美恵子 : 反差別国際運動(IMADR)で事務局次長、グァテマラ・マヤ先住民族のコミュニティプロジェクト担当を経て、現在、法政大学・同大学院で非常勤講師(国際協力論・国際人権論)、「NGOと社会」の会代表

越田清和 : 1955年生まれ。アジア太平洋資料センター(PARC)で働き、東ティモールの緊急援助・復興支援に関わる。現在、ほっかいどうピーストレード事務局長。札幌で、非常勤講師(NGO論・国際関係論)をしながら、反戦平和運動などに取り組む

中野憲志 : 先住民族・第四世界研究。“官僚制国家からの自律”をテーマに、市民社会・NGO論、現代教育‐大学制度解体論、外交・安保問題に強い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 19

    日本のODAの今後について考察するため手に取りました。日本の官僚の考えるODAというものがわかったように思います。また、オールジャパンに対して批判的である意見が参考になりました。「魚を与えるのではなく、魚の取り方を教えるのではなく、そこに住む人がどう行きたいかを一緒に考える」という一文に考えさせられました。が、そのあと読んだ別の本に「魚を与えるのもケースによっては必要だが、私たちはこう生きたいから投資しないか(被援助国からの要望)」という内容がありこっちの方がいいような気も・・他も読んでさらに考察します。

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