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天国さよなら

藤宮若菜

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863856578
ISBN 10 : 4863856571
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2025
Japan

Content Description

わたしが死ねばわたしはうまくいくだろう自販機煌々ひかる夜道に


*****
この世もあの世も同じ朝焼け
ひとりなのにあたたかいのは、わたしたちが「誰かの不在」でできているから。
――雲居ハルカ(ハルカトミユキ)
*****


東直子さんが「命の際の歌が胸を突く」と評した
『まばたきで消えていく』の藤宮若菜
生と死、そしてその間にあるすべてのものへ
さみしさの先で光り輝く第二歌集


春はもう来ないとしても生きていてあなたは苺を洗ってくれた
最低な夜に回収されてゆく廃品みんなしあわせになれ
排水溝に浮いた花びら またね けど、この頃すこしずつ壊れてる
きみといた日々のすべてが比喩になりときどき月あかりで目をさます
暮れていく季節に置いていかれてもうつくしい誤字のように生きるよ



夢から目覚め、静けさにまどろみながらもう一度毛布をかぶるとき、傍にこの歌集があったら、「この世の天国も悪くない」そんな風に思える気がするのだ。
――雲居ハルカ・解説より

【著者紹介】
藤宮若菜 : 1995年生まれ。日本大学藝術学部卒業。2021年、『まばたきで消えていく』(書肆侃侃房)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 死ぬまではいっしょにいようね それからのことはそれからかんがえようね

  • あお

    存在と不在、命あるものの儚さ。ほのかな光のような歌が心に響く。

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