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専門知と公共性 科学技術社会論の構築へ向けて

藤垣裕子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784130603027
ISBN 10 : 4130603027
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2003
Japan

Content Description

異分野間摩擦の仕組みを分析し、それを越えて、現代社会の直面する諸問題に対応するため、専門家・市民・行政の三者をつないで公共空間を担保する具体的な仕組みを示す。科学技術社会論の格好のテキスト。

【著者紹介】
藤垣裕子 : 1985年東京大学教養学部基礎科学科第二卒業。1990年東京大学大学院総合文化研究科広域科学専攻博士課程修了。学術博士。東京大学助手、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官をへて、現在東京大学大学院総合文化研究科助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Go Extreme

    科学技術への説明責任要求拡大 公共のための科学技術と統治の問い 専門主義維持のジャーナル共同体 知識審判機構たるレフェリーシステム 専門知保証の妥当性境界構築 分野基準内化による異分野摩擦 科学的合理性と社会的合理性の区別 リスク見逃す第二種の過誤問題 疑わしきは規制の先制的予防原則 特定条件下での知識の状況依存性 科学的・社会的合理性備えた知識の頑強性 専門家・行政・市民参加のPSモデル 差異前提の共通関心事巡る公共空間 ウェーバー的学問と都合悪い事実承認 状況解明と選択肢提示のSTS役割

  • 人工知能

    科学社会学の本。面白かったのは、科学的か否かの境界は「ある」ものではなく「形成する」ものであるということ。科学者が雑誌に論文を投稿することで、ジャーナル共同体なるものが生まれ、そこにおいて科学として認められる基準が形成されていく。そして別のジャーナル共同体は別の境界を持っているために、学際研究はすれ違うこともある。一方社会との関わりで言うと、科学者が形成する境界と、社会で求められる境界がまた違っていて、それぞれの境界の重なり合う部分に上手に解を見つけ出すことで、道は開ける。大変勉強になった。

  • こずえ

    科学の専門技術を専門家のみならず幅広い公共の場で検討していこうというのが本書。視野が狭くなりがちな科学者にとって、科学的な技術がないが実生活に影響が及ぶ市民両方にとって重要な考えである。が、本書で明確な解答が提示されているわけではないので自分たちで最適解をみつけていくことが大事

  • Kohtaro Watanabe

    途中息切れしてしまいましたが、一応読了。科学者の専門主義がどのようなメカニズムで生まれるのか、科学の不確実性の要因など、科学技術社会論を学ぶ上で重要となる概念が記載されているかと思います。これも再読の必要ありです・・・

  • ktytnd

    科学技術をめぐる問題に対処する際、科学者のみならず政策決定者や企業、そして市民も含めて意思決定していこう、というのがこの書籍の主張。それには概ね納得できるのだが、こうした決定にまつわる責任は誰が・どのようにして取るべきなのかということには、(筆者も文中で今後の課題としていたものの)はっきりとした解答を出せていないように思われる。

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