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オリエンタリストの憂鬱 植民地主義時代のフランス東洋学者とアンコ-ル遺跡の

藤原貞朗

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784839602185
ISBN 10 : 4839602182
Format
Books
Release Date
November/2008
Japan

Content Description

インドシナの考古学・歴史学研究をリードしてきたフランス。彼らの功績と功罪とはなにか。気鋭の美術史研究家がパリの膨大な一次史料を渉猟し、ついにフランスのインドシナ考古学研究史を再構築する。

【著者紹介】
藤原貞朗 : 1967年大阪府泉佐野市に生まれる。大阪大学文学部卒業・同大学院修了、リヨン第二大学に留学。大阪大学大学院文学研究科助手を経て現在、茨城大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 一滴水

    出会えてよかったと思える一冊。これまでに何度もアンコール遺跡やカンボジア国立博物館を訪れたことがあり、それらがフランス人の研究者により発掘・修復されてきたことも極東学院やオリエンタリズムについても断片的ながらわかっていたが、それらがすべて鮮明に焦点を結んだ思いがする。日本の関与についてもよくわかり、これまでの自分のアンコール遺跡・遺物に対する認識を改めされされた。この本の価格に見合った充実した内容と面白さに満ちた名著。

  • Mayuko

    決死隊のごとく始められたインドシナの考古学調査は、パリ本部と現場のさまざまな「遠さ」から、関係者の間に憂鬱感をもたらす。多様な立場の彼ら「オリエンタリスト」が、植民地主義のなかで何を優先順位とし、どのように行動したのか。植民地の考古遺跡をどのように利用しようとしたのか。植民地主義のなかで奪われるものともたらされるもの、そのせめぎ合い。フランスとカンボジアの例からそれを、当時の空気感とともに書き切っている。植民地主義研究の基準となる一冊。500ページを超す大著だが、手に汗握り3日程で読み切ってしまった。

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