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メメント・ヴィータ

藤原新也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784575319712
ISBN 10 : 4575319716
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan

Content Description

日本社会に衝撃を与えたノンフィクション『東京漂流』、世界に横たわる生と死を浮き彫りにした『メメント・モリ』を発表した1983年。それから40年余が経過した今、写真、文筆、絵画、書、音声とあらゆるメディアで表現し深化を続ける藤原新也が「今の世界」を語る。2020年から開始したポッドキャスト「新東京漂流」の内容をもとにあらたに800枚を描き下ろし、過去と未来の縦軸、日本と世界の横軸を、縦横無尽に駆け抜けて作り上げた一冊。

【著者紹介】
藤原新也 : 1944年福岡県門司市(現 北九州市)門司港生まれ。東京藝術大学絵画科油画専攻に入学後、アジア各地を旅し1972年『インド放浪』を発表。1983年に発表した『メメント・モリ』は世代を超えて読まれるロングセラーとなる。1976年日本写真協会新人賞、1977年第三回木村伊兵衛写真賞、1981年第二三回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • sayan

    「メメント・モリ」の対義語は「カルぺ・ディエム」。しかし著者はあえて「メメント・ヴィータ」と置く。行動を通じて生を愛おしく思えという愛惜を内包した古典的な教訓が、生の消費=2025年型カルペ・ディエムに対する痛切な警告だ。メメントは記憶し続けることで、ヴィータは効率化された生の消費を意味しない。著者はシャッター連打とは真逆の奇跡のような出会いの一瞬をそっと愛おしむ著者と被写体との深い生の交歓を記す。そこに、ボードリヤールの肉体的消耗を超えた理由なき疲労を生み出す社会、スマホの画面から得られない生があった。

  • taro035212

    経験からくる言葉はやっぱり重い。そしてやさしい。

  • bach

    自身のポッドキャストからの書き起こしだとは知らずに購入しました。400頁を超えるボリュームですが、郷里である門司港の凋落、メメント・モリ、オウム真理教、統一教会、よど号ハイジャックと気持ちが澱む話題で、鬱陶しい梅雨空の下、気分が滅入りました。。

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