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メメント・モリ

藤原新也

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784022515711
ISBN 10 : 4022515716
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

「ちょっとそこのあんた、顔がないですよ」──本当の死が見えないと、本当の生も生きられない。1983年の刊行以来、30年以上にわたって多くの読者に読み継がれ、さまざまな人生に寄り添ってきたロングセラーが、奇跡の再登場。現代を生きる人々へ。

【著者紹介】
藤原新也 : 1944年、福岡県生まれ。写真家、作家。東京藝術大学美術学部油画科中退。インドを振り出しに、アジア各地を旅する。『逍遙游記』『西蔵放浪』ほかで第3回木村伊兵衛写真賞、『全東洋街道』で第23回毎日芸術賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 岡本 正行

     宗教的、ちょっと違う感じ。写真集に死への思い。大きな字で、それなりに著者の思いは感じられる。人間いつかは死ぬ、人間だけじゃない、すべての存在する動植物、生物、そして、この地球、私の好きな月も、みんな死ぬ。地球や月が生きているのかどうかは定かではない。死を意味する存在がなくなることは確実、太陽が地球を呑み込んで、その太陽も爆発して無くなる。しばらくは生まれ変わる、その宇宙も、時が来れば消滅する、ブラックホールかなんか。どっちにしても、いずれは、すべて無に帰する。その意味での、メメント・モリ、死を想え。

  • S.Mori

    強烈な印象を残す本です。題の通り、死について考えずにはいられなくなります。焼かれる死者を写した写真もあり、人間の生のはかなさを実感します。死で終わりなのか、それとも死後の生があるのか時々考えます。結論はなかなか出ません。この本を読むと、そんなことに頭を悩まさせるよりも、今ここに生きている恵みに感謝したくなります。写真も素晴らしいのですが、添えられた著者の言葉にも忘れがたいものが多いです。例えば「一生懸命」に、いっしょうけんめいいのちをかける、という振り仮名がつけられています。

  • mako

    鮮やかな写真と言葉。いまでも強烈なインパクト。この本を見て、数十年前、インドに一人旅したのだった。

  • ひなた*ぼっこ

    メメントモリという言葉を知ってから、いつかそれを題材にした作品に触れてみたくなった。タイトルだけで手に取ったこれは、生々しく明け透けで、悪趣味なくらいストレートだ。日本人の感覚では拒否反応が出そうなくらいには。それでも。自由を手にするために。メメント・モリ。死を想え。

  • Eiko

    何回読んだだろう。分からない。15分もかからず読み終わってしまう。が、何回読んでも難解だ。銀色版も持っていて、それも何回も読んだが、作者の意図に反してボロボロにはなっていない。ただ、若いときに読んた時よりも、老婆になってから読む今のほうが近く感じる。若いときは自分のカウントダウンなんてしなかったもの。「ニンゲンは犬に喰われるほど自由だ」は最初から好きな写真と言葉である。ただ、だんだんと違和感も感じ始めている。やっぱり男の描いた本だ。女は孕み生む。ワタシはそうしてきた。価値観の違いは性差別だろうか・・・

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