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株高不況 青春新書インテリジェンス

藤代宏一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784413047258
ISBN 10 : 4413047257
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2025
Japan

Content Description

コロナ収束以降、日経平均株価は3〜4万円台と高値をキープし、一時、バブル期に記録した最高値も更新した。2025年になってトランプ関税に振り回されつつも、しっかり持ち直してもいる。その一方で、足元の物価高もあって、庶民の生活は厳しいまま。なぜ、株価は好調なのに庶民はその恩恵を感じられないのか。国民全体が好景気に沸いたバブル期と何かが違うのか。現在の「株高不況」の真因と、生活者ができるその対応策を、気鋭のエコノミストが鋭く、かつ、わかりやすく解説する。

【著者紹介】
藤代宏一 : 第一生命経済研究所経済調査部主席エコノミスト。2005年第一生命保険入社。2010年内閣府経済財政分析担当へ出向し、2年間『経済財政白書』の執筆や、月例経済報告の作成を担当。その後、第一生命保険より転籍。2018年参議院予算委員会調査室客員調査員を兼務。2023年4月から現職。早稲田大学大学院経営管理研究科修了(MBA、ファイナンス専修)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)。テレビ、新聞、YouTubeなどを通じて幅広く経済情報の発信を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きみどり

    決算シーズンも終わり、蓋を開けてみれば日経平均は再び高値更新を目指す勢い。関税の混乱もいずれ来る不況も知ったこっちゃないと言わんばかり。なぜならば...が分かる本。説明が平易でとても読みやすかった。鍵は名目GDP、実態はともかく数字が膨れれば株価は上がるのね。まあとにかくインフレは進む。金融緩和のツケがあるから金利は上げられない。現金の価値はどんどん毀損する。賃金上昇や国による格差是正には時間がかかる。だから対策として投資しなさい、日本株怖くないよ? という内容。(続く

  • funuu

    やや楽観的なトーン
日本企業が「稼ぐ力を取り戻している」とする記述や、投資による対応策の提案にはやや楽観的なニュアンスがあります。物価高や賃金停滞が続く中で、全ての生活者が投資に積極的に取り組めるわけではないためより幅広い層への配慮(例: 投資以外の生活防衛策)があっても良かったかもしれません 機関投資家第一生命的マクロ感覚 インフレ防衛で株を買えかな? 日本企業が稼ぐ力を取り戻している一方で、労働分配率の低さが問題であると指摘。特に大企業が利益を内部留保や株主還元に回す傾向が強いことを分析します

  • 日輪

    株価は名目で、物価高の問題は実質の話な訳だけど、多くのデータを引用してより細かく解説してる本。円安以降に日本の輸出金額は急増している(輸出数量は横ばい)。半導体の在庫サイクルは変動が激しく、株価の前年比と連動する(名目GDPとも連動)。海外で稼いだ利益はGDPに入らない。PBRとかを見ると特別バブルにはなっていない。日本企業の自社株買枠は指数的に増えている。物価見通しは22年から急上昇(企業で2.5%、家計で5%程度)。賃上げの価格転嫁により実質賃金が下がるかも。大企業の労働分配率は過去20年で最も低い。

  • Kooya

    経済指標の強さと景気に対する人々の認識の間に存在するズレを論じた本。目新しい内容はあまりないものの、名目と実質の違いやインフレが人々に与える影響等を分かりやすく説明している。株価や企業収益は名目値であり、足もとのインフレで「名目」GDP自体は高い伸びを示しているため、株価や企業収益の強さと人々の景況感の間に歪みが生じることは不自然ではないという主張は、至極真っ当だと思った。また、労働分配率低下の原因を大企業に求める論調はBNPパリバ証券の河野龍太郎氏と一緒だと感じた。

  • 読人

    一部で評価が高い本書、確かに良書だった。日本の経済指標や株式市場について、客観的かつ偏りの少ないデータを使ってそのデータ自体の読み解き方や分析結果が平易に説明されている。日本経済のの分析だと碌にデータも示さずにやたら極端な主張が行われることも少なくないが、本書は分りやすくかつ説得力ある主張が展開されている。

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