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ISBN 10 : 4623085821
Content Description
「他者理解=分かる」とは別の「つながり」とは?私たちにとって生きることの力となる、実感を伴った他者との「つながり」とはどのようなものだろうか?本書では、著者自身が体験した三つの事例(父の闘病生活を共にする体験、保育園での二人の子どもとのかかわり)のエピソードなどを通して、“経験の主体としての身体”に着目して、これまでの心理学研究では見落とされていた他者と「共にあること」の意味を問い直す。
目次 : 他者との「つながり」への問い/ 第1部 他者と「共にある」とはどういうことか―心理学における「志向する身体」の欠落(これまでの他者理解研究に抜け落ちていたもの/ 人間を主体として捉える―“経験の主体としての身体”への回帰)/ 第2部 「実感」の次元における知を求めて(現象学的態度―自明性を問い直す志向性/ 関与観察という方法/ 体験の記述による実感に根ざした知)/ 第3部 三つの事例から(身体を介した世界や他者との「交わり」―保育の場における子どもとのかかわりから/ 「なんでもない時間」を共有すること―保育の場における「気になる子」とのかかわりから/ 「つながり」の再形成―父の闘病生活を共にする経験から)/ 他者と「共にある」こととしての「つながり」
【著者紹介】
藤井真樹 : 1978年生まれ。2017年京都大学大学院人間・環境学研究科共生人間学専攻博士課程修了。博士(人間・環境学)。現在、名古屋学芸大学ヒューマンケア学部講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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