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松本清張と水上勉 筑摩選書

藤井淑禎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480018311
ISBN 10 : 448001831X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ともに社会派ミステリ作家として出発した松本清張と水上勉に共通点が多いのはなぜか。修業時代から最晩年まで好一対であった大作家の歩みとその名作を読み解く。

【著者紹介】
藤井淑禎 : 1950年生まれ。立教大学名誉教授。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代日本文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • パトラッシュ

    社会派ミステリの双璧とされる松本清張と水上勉だが、その手の作品を書いた期間は短かった。やがて清張はノンフィクションに、水上は日本型私小説へ重点を移す。本書は2人の道を分けた理由を、エリート層への都市底辺層の怨念を重視した清張と、地方で懸命に生きる庶民に共感する水上の視点の違いに見る。共に貧家に生まれ多彩な職業を転々としながら、富める教養人への怒りが原点の清張に対し、宗教体験を持ち人生考察を志向する水上は最初から水と油だった。たまたま同ジャンルの小説を手掛けたが、そこで既に両者の道は明確に異なっていたのだ。

  • そうたそ

    ★★★☆☆ 松本清張と水上勉。どちらも好きな作家。当初は社会派ミステリで有名になったが、やがて二人は別の道を進んでいく。共通点というほどには、二人を重ねて語るには厳しい気もしたが、松本清張論、水上勉論、それぞれとしては読み応えがあって面白い。特に水上勉について言及した本はあまりないため、そういう意味でも貴重で読む価値あり。

  • おおい

    砂の器の綻びについて論じられているところが、なるほどと。

  • tkm66

    流行りましたね、2人とも。

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