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「東京文学散歩」を歩く ちくま新書

藤井淑禎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480075673
ISBN 10 : 4480075674
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦前の作家の暮らしの跡や文学作品の舞台となった場所を訪ね歩き、往時を本の中に「復元」した野田宇太郎による『東京文学散歩』シリーズは、一九五〇〜六〇年代に一大文学散歩ブームを引き起こした。本書は『東京文学散歩』から、往年と現在との比較が興味深い個所や、野田の主張が強く見て取れる個所などを紹介しつつ、実際にいまの東京を訪ね歩いて検証。さらに独自のコースも提唱し、新たな散歩の楽しみを提案する。昭和の文学散歩の時代を追体験できる文学ガイドブック。

目次 : 第1章 浅草から向島へ/ 第2章 高輪尾根道を歩く/ 第3章 番町文人町から横寺町へ/ 第4章 日本橋川沿いを歩く/ 第5章 パンの会会場を探し求めて/ 第6章 川のなかの別天地―中洲と佃島/ 第7章 麻布を一周する/ 第8章 王道の文学散歩―本郷

【著者紹介】
藤井淑禎 : 1950年生まれ。立教大学名誉教授。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。専門は近現代日本文学・文化(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kawa

    東京の文学散歩に挑戦良いかもで手に取るが、よく書名を見ると「散歩』を歩く」とへんてこ。野田宇太郎という文学評論家が、1950年から60年代に数次にわたって著した文学散歩本を、著者が解説とさらに現代的味付けをしたと言う凝った?内容でやや肩透かし。とは言え、都内各所の当時の様子が知れ興味深い。品川、高輪辺りと浅草、吉原、龍泉寺辺りは土地勘があって初読から楽しめた。次回は田畑、本郷辺りに挑戦。本書で紹介の下町文学の傑作・岡本かの子女史の「河明り」や芥川氏の「魚河岸」も読みたい本リスト入り。

  • フリウリ

    真夜中の図書館電子書籍貸出サービスにて。野田宇一郎氏の「東京文学散歩」を読みながら、新たにそれらの文学名所を訪れる趣向。ただ、野田氏の散歩→文章、をたどりつつの散歩→文章、なので、野田氏と著者(の散歩と文章)が重なってわかりにくい…。改訂が重ねられた「東京文学散歩」を新たに再編集している事情も、わかりにくさにつながっているようです。労作だとは思いますが、むしろ著者自身で新たに文学散歩本をつくったほうがよいのでは、と思いました。(もうあるのかもしれませんが。)5

  • Inzaghico (Etsuko Oshita)

    あとがきに、書きながら内容が固まっていった、と書いているとおり、構成はかちっとしていないので、よく言えば一緒に逍遥している気分になれるし、別の言い方をすれば、どこに連れて行かれるかわからない。野田宇太郎の『東京文学散歩』をなぞる、というのが主眼なのだが……。 著者の好み前回で各章でお気に入りの食べ物屋さんを紹介しているのだが、それもやや中途半端だ。うーむ、もったいない。いっそ藤井独自の東京文学舞台の紹介に徹したほうがよかったように思う。

  • takao

    ふむ

  • Go Extreme

    土地と作品の結びつき 著者の文学的視点 単なる町歩きの記録ではなく 作家や作品を紹介する 浅草界隈の詳細な考察 戦災による荒廃と復興 隅田川の汚染 橋の歴史 本郷界隈と森鷗外 観潮楼の焼失 文学散歩を始めるきっかけ 小石川と石川啄木 啄木の終焉の地 永井荷風の偏奇館跡 都市開発による景観の変化 文人町としての番町 吉原の歴史 文学散歩の原点 戦前と戦後の町名の変化 失われた風景に対する郷愁 文学碑や記念館への思い 過去と現在を行き来する 知的で感性的な探求 街の変遷や社会の変化

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