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アフターデジタル2 Uxと自由

藤井保文

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784296106318
ISBN 10 : 4296106317
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan

Content Description

サントリー新浪氏、マルイグループ青井氏も推薦する、企業変革の羅針盤

本書は、アフターデジタルという世の変化に対して、私たちが持つべき「精神」と「ケイパビリティ」(能力と方法論)を提示しています。

前作「アフターデジタル - オフラインのない時代に生き残る」はたくさんの反響をいただき、OMO(Online Merges with Offline=オンラインとオフラインを区別せず、融合したものと捉える思考法)を実践されている方と様々な議論をさせていただきました。そうした議論の中で、勘違いや陥りがちな思考の罠も見えてきました。

本書ではあらためて、「新たな顧客体験(=UX)を作り、顧客とアフターデジタル型の関係性を築くことがあるべきDX(デジタルトランスフォーメーション)である」。別な言い方をすると、「UXを議論しないDX、顧客視点で提供価値を捉え直さないDXは、本末転倒である」という点を、事例も交えながらお伝えしていきたいと思っています。

「ここには社会や顧客の課題をどう解くのかというDXの本質が語られている。
 まさに日本の未来を創る企業変革の羅針盤だ。」
(サントリーホールディングス 代表取締役社長 新浪 剛史氏)

「藤井さんのDXに対する「そうじゃないんだー!」という熱いメッセージと、
 UX重視の新しい世界を切り開こうとする使命感のようなものが
 あふれ出んばかりのパワフルな内容で、前作に続いて感動しました!」
(マルイグループ 代表取締役社長 代表執行役員 青井 浩氏)


目次
まえがき アフターデジタル社会を作る、UXとDXの旗手へ

第1章 世界中で進むアフターデジタル化
 1-1 アフターデジタル概論
 1-2 アジアに学ぶスーパーアプリ
 1-3 量から質に転換した 2019 年の中国
 1-4 インドに見る「サービスとしての政府」
 1-5 米国から押し寄せるD2Cの潮流
 1-6 日本社会、変化の兆し

第2章 アフターデジタル型産業構造の生き抜き方
 2-1 変化する産業構造への対応
 2-2 決済プラットフォーマーの存在意義
 2-3 「売らないメーカー」の脅威
 2-4 アフターデジタル潮流の裏をかく
 2-5 「価値の再定義」が成否を分ける 続・ラッキンコーヒー VS スターバックス
 2-6 第2章のまとめ

第3章 誤解だらけのアフターデジタル
 3-1 日本はアフターデジタル型産業構造になるか?
 3-2 来るOMO、来ないOMO
 3-3 「デジタル注力」の落とし穴
 3-4 データエコシステムとデータ売買の幻想
 3-5 個社で持つデータにこそ意味がある
 3-6 DXの目的は「新たなUXの提供」
 3-7 第 3 章のまとめ

第4章 UXインテリジェンス 今私たちが持つべき精神とケイパビリティ
 4-1 より良い未来、社会を作っていくための提起
 4-2 人がその時々で自分らしいUXを選べる社会へ
 4-3 UXと自由の精神 企業のDXが社会をアップデートする
 4-4 UXインテリジェンスの企業家精神
 4-5 UXインテリジェンスの全体構造 - バリュージャーニーを形作るUX・データ・AIのループ
 4-6 UXインテリジェンスの基礎ケイパビリティ - ユーザーの置かれた状況を理解する
 4-7 UXインテリジェンスのケイパビリティ1 - ビジネス構築のためのUX企画力
 4-8 UXインテリジェンスのケイパビリティ2 - グロースチーム運用のためのUX企画力
 4-9 第4章のまとめ

第5章 日本企業への処方箋 あるべきOMOとUXインテリジェンス
 5-1 流通系OMOは「オペレーションとUXの両立」が肝要
 5-2 接点系OMOは「ケイパビリティ調達」が肝要
 5-3 DX推進に立ちはだかる壁
 5-4 第5章のまとめ

あとがき 待ったなしの変革に向けて

【著者紹介】
藤井保文 : 株式会社ビービット東アジア営業責任者。1984年生まれ。東京大学大学院情報学環・学際情報学府修士課程修了。2011年ビービットにコンサルタントとして入社。2014年に台北支社、2017年から上海支社に勤務し、現在は現地の日系クライアントに対し、UX志向のデジタルトランスフォーメーションを支援する「エクスペリエンス・デザイン・コンサルティング」を行っている。2018年9月からはニューズピックスにおいて、中国ビジネスに関するプロピッカーを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    前著よりもはるかに具体的になってきてわかりやすさがありました。アフターコロナ、アフターデジタルということでの今後のこのような分野での参考になるものと感じられます。私はとくに第4章のUXインテリジェンスという箇所が重要なカギを握っていくものと思いこの部分だけ再読しました。

  • d2bookdd

    『UX』=顧客体験。を向上させるのが目的。顧客自身が気付いていない障害を取り除き、想像を超える体験で喜びを与え、ファンを獲得する。綿密な設計が必要。その設計の出来る人財が、数多く必要。

  • ミライ

    昨年リリースされた「アフターデジタル」の続編。2020年の3月〜5月にかけて書かれたということで、コロナ騒動も念頭に入れた形でアフターデジタル(すべてがオンラインでつながった世界)について語られる、本書では前作の「アフターデジタル」の復習から始まり、日本での状況整理、本著のメインテーマであるUX(新たな顧客体験)の活用方法などが語られる。最近出てくるITサービスのほとんどがアメリカ・中国発というのは本書を読めばなんとなくわかると思う、といいつつもこれからの日本に期待。

  • kana

    ヒット作の2作目と聞いて予想していた内容を良い意味で裏切られるような、骨太な内容。なんなら2冊目をこそ、読んだ方がいいかもしれない(1冊目は未読ですが)。1冊目で提示していた仮説や事例が時を経てどうなったかを振り返り、地に足のついたDXの始め方を説いており、コンセプトの提示に閉じず、周りの取り組みを当てはめて考えやすいよう構成されているのがよかったです。でもだからこそ、その意味を理解するには実践しながら何度も読み返す必要がありそう。DXの先にある新たなアーキテクチャが自由に繋がるというのもとても興味深い。

  • 速読おやじ

    UX(顧客体験)の価値を高めないと、DXなんてやっても意味がない。とにかくユーザーエクスペリエンスの重要性が繰り返し主張されている。アリババがやっているOMOのスーパーを視察して、その方法論だけ真似てもダメだと。世界観を作り、とにかくUXだと。UXとらユーザー(デザイン)、ビジネス、テクノロジーの3つが関わり合う時に生まれる体験である。さて、データがお金になるというのは幻想で、UXに還元して初めて意味がある。アフターデジタルとは、UXの視点から社会変化を見直すという試みだ。UX、もう少し考えてみよう。

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