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ISBN 10 : 4831856517
Content Description
私たちが生きる世界は「宗教=規範的言説」によって想像的に組織化されている。それは規範の意味を探究する過程でもある。アジア・アフリカ地域を事例として、宗教と組織の相互構成的関係を明らかにする。
目次 : 序章 宗教組織の人類学に向けて(藏本龍介)/ 第1章 「善行」が想像/創造する組織―ミャンマーのダバワ瞑想センターを事例として(藏本龍介)/ 第2章 「布施のゆくえ」に向き合う仏教組織―現代タイにおける布施、会計、アカウンタビリティ(岡部真由美)/ 第3章 フィリピン・カトリック教会の政治参加と社会的影響力―ドゥテルテ政権下における司牧声明の言説分析(東賢太朗)/ 第4章 ムスリムを組織化するということ―一九四〇年代から一九六〇年代までのボボ・ジュラソにおけるムスリムの対立をめぐって(中尾世治)/ 第5章 イスラーム教育の再創造―ブルキナファソのイスラーム教育機関を事例として(清水貴夫)/ 第6章 ヒンドゥー寺院を形作る規範を探究する―インド・ラージャスターン州のラーニー・サティー寺院を事例に(田中鉄也)/ 第7章 巡礼地管理と“政教”関係―四国遍路および斎場御嶽における管理組織の形成過程と法的規範(門田岳久)
【著者紹介】
藏本龍介 : 1979年生まれ。東京大学東洋文化研究所・准教授。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学、博士(学術)。専門は文化人類学、ミャンマー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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