Books

きつねの時間 フレーベル館文学の森

蓼内明子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784577048382
ISBN 10 : 4577048388
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

小学6年生のふみは、ママとふたり暮らし。ママは美術予備校の講師をしながら、絵描きをしていていそがしい。ある日、突然、パパが生きていると聞かされて…!?

【著者紹介】
蓼内明子 : 青森県生まれ。児童文学同人誌「ももたろう」同人。第1回フレーベル館ものがたり新人賞大賞を受賞し、2018年『右手にミミズク』でデビュー。『きつねの時間』は日本児童文芸家協会主催第18回創作コンクールつばさ賞“読み物部門”にて優秀賞受賞作

大野八生 : 千葉県生まれ。造園会社を経て、現在イラストレーターと造園家として活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

    89/100点 初読みの作家さん。日本児童文芸家協会主催第18回創作コンクールつばさ賞〈読み物部門〉にて優秀賞受賞作。読み終わって、生きていく勇気を貰えたなと思えた一冊。大人でも楽しめたけど、学校や家庭や友だちのことで悩みを抱えている青少年たちにぜひ読んでほしい作品。オススメです。

  • はる

    繊細であたたかくて…蓼内明子さん、初めて読んだけれど、とても好みの文章を描く人だ。母親と二人暮らしの小学6年生の女の子が主人公。知らなかった父親のこと、学校の人間関係、母を訪ねてくる男の人…。揺れる想いが繊細に描かれていて引き込まれた。登場人物も魅力的で、特に幼なじみの女の子がカッコいい。温かなラストも素敵だ。巧い。これからが楽しみな作家さんに出会えた。

  • モモ

    小学校6年生のふみはママと二人暮らし。画家で美術学校の先生と忙しいママの代わりに木曜日に夕食を作る。得意料理はインドカレー。玉ねぎをキツネ色になるまで炒めるきつねの時間。まだ会ったことのないパパのこと、学校での友だちとの関係など、小学生ながらにストレスを抱えたふみは円形脱毛症になる。それでも一歩一歩前向きに歩んでいくふみに勇気付けられる一冊。インドカレーが美味しそう。本の通りに作ってみたい。

  • ぶんこ

    タイトルから動物との心温まる本でと思い込んで読み始めました。実はインドカレーの玉ねぎを炒める15分間の事でした。シングルマザーに育てられたふみが、死んだと思っていた父が生きていると知り、教えてくれなかった母に反発します。小6のクラスには色々なクラスメートがいて、ふみはつるまない少女。同じくつるまない幼なじみりょうの隠れた優しさがいいですね。本好きな孝太郎の「心が踊る」という感想が素晴らしい。この本は「心が踊る」よりは「心がほっこり」かな。いい親子、いいクラスメート。

  • chiaki

    始めは目に滲みる玉ねぎのみじん切り。でも、弱火でゆっくりゆっくり炒めているとじんわりきつね色、トロトロの玉ねぎに生まれ変わり、ふんわりと優しい香りと甘さをもらたしてくれる。親子関係や友だちとの関わりなどで何かと不安定なふみの心が、少しずつ現実と向き合い前向きになっていく様子や、解きほぐれていく様子は、玉ねぎの『きつね時間』に重なって読み手の心にもじんわりと沁み入る温もりをくれる。急がなくていい、焦らなくていい。そんな優しい癒しを与えてくれる読書時間。ラスト、友情の『のろし』素敵!大好きな1冊になりました!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items