Product Details
ISBN 10 : 4480092242
Content Description
フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、日仏両語で育つ令息。そして三人が出会う言語的摩擦と葛藤のかずかず。著者はそこに、西欧と日本との比較文明論や、適度や均衡点などを見出そうとするのではない。言葉とともに生きることの息苦しさと苛立ちに対峙し、言語学論理を援用しつつ、深遠なる言葉の限界領域に直接的な眼差しを向ける。それは、「正しく美しい日本語」といった抽象的虚構を追い求める従来の「日本語論」に対して、根源的な意義申し立てを行うことでもある。
目次 : 序章 パスカルにさからって/ 1 滑稽さの彼岸に(歓待の掟/ 人の名前について ほか)/ 2 「あなた」を読む(S/Zの悲劇/ シルバーシートの青い鳥 ほか)/ 3 文字と革命(萌野と空蝉/ 海王星の不条理 ほか)/ 終章 わが生涯の輝ける日
【著者紹介】
蓮實重彦 : 1936年東京生まれ。60年東京大学仏文学科卒業。同大学大学院人文研究科仏文学専攻修了。65年パリ大学大学院より博士号取得。東京大学教養学部教授(表象文化論)、東京大学総長を歴任。東京大学名誉教授。仏文学にとどまらず、映画、現代思想、日本文学など多方面で精力的な評論活動を展開し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
saga
読了日:2017/07/29
シッダ@涅槃
読了日:2016/11/23
しゅん
読了日:2017/06/16
しゅん
読了日:2022/06/30
シッダ@涅槃
読了日:2025/09/23
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

