Product Details
ISBN/Catalogue Number
:
ISBN 13 : 9784867660973
ISBN 10 : 4867660973
ISBN 10 : 4867660973
Format
:
Books
Release Date
:
September/2025
Content Description
自然主義の問題をより鮮明にするための書。
これまで日本の自然主義文学は、あまりに歴史的コンテクストに縛られて解釈されてきたのではないか、自然主義の問題は時にはモデル論に還元され、人間化されてしまうに至っているのではないか――という問題意識のもと、自然主義を狭義の歴史主義から解き放ち、その可能性を考える。
神話と歴史の点で様々な豊かさを秘めた自然主義文学の言語の力を解き明かす。
第一部では田山花袋、島崎藤村、徳田秋声、泉鏡花をめぐって自然主義の物質的構造というべきものを浮き彫りにし、第二部では森?外、夏目漱石、志賀直哉、谷崎潤一郎をめぐって自然主義の批判的系譜を辿る。さまざまなテクストを横断しながら自然主義文学を考えていく。
【著者紹介】
葛綿正一 : 1961年新潟県生まれ。現在、沖縄国際大学総合文化学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
(「BOOK」データベースより)
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