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「ジョー」のモデルと呼ばれた男 天才ボクサー・青木勝利の生涯

葛城明彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784801305854
ISBN 10 : 4801305857
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ファイティング原田、海老原博幸、藤猛など幾多のスターが生まれた1960年代の日本ボクシング黄金時代。その中にあって、ひときわ人気を集めたボクサーがいた。“メガトン・パンチ”青木勝利である。少年院でボクシングに出会い、退院後にジムに入門。連戦連勝で瞬く間に頭角を現しわずか19歳で東洋王座を獲得―。しかし、その類まれなる才能とは裏腹に、極度の練習嫌いでたびたび失踪し、試合当日に酒を飲んでリングに上がることすらあった。バンタム級史上最強の王者エデル・ジョフレへの挑戦、ライバルのファイティング原田との世紀の対決、そしてスターの座からの転落…。漫画『あしたのジョー』の主人公・矢吹丈のモデルにもなったとされる稀代の天才ボクサー・青木勝利。その知られざる栄光と挫折の軌跡。

目次 : プロローグ 消えた天才ボクサーの足跡を訪ねて/ 第1章 不良少年から国民的ヒーローへ(ボクシングと出会った「不良少年」/ 三鷹ジム入門、プロテスト合格 ほか)/ 第2章 ボクサーとしての栄光と挫折(米倉健志との激闘、東洋タイトル奪取/ 名王者・ジョフレへの挑戦 ほか)/ 第3章 墜ちてゆくメガトン・パンチャー(ボクサー人生の晩年と泥沼の連敗/ 柴田国明との運命の“新旧対決” ほか)/ 第4章 長過ぎた「余生」とその晩年(キックボクシングへの転向表明と失敗/ 止まらぬ転落とホームレス生活 ほか)/ エピローグ 善福寺池畔にて

【著者紹介】
葛城明彦 : 東京都杉並区西荻窪出身。早稲田大学教育学部卒。広告制作会社のコピーライター等をへて、未解決事件などをテーマとするノンフィクション作家(複数筆名を使用)となる。(一財)日本ボクシングコミッションのレフェリーとして多くの試合を裁いており、都内および近県では公的施設等で日本史講師も務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ma-bo

    リアルタイムを知っている方は70代以上の人になるのだろうが、軽量級の三羽ガラス、ファイティング原田、海老原博幸、青木勝利と言うのは見聞きしたことはある。3人の中で才能は一番あったと言われる青木選手が、酒に溺れ、練習にも力が入らず転落していく。引退後の無銭飲食や、暴行等で何度も逮捕されるのも寂しすぎる。少年院送りとなり、バンタム級という共通点はあるけど題名のジョー(矢吹丈)のモデルと呼ばれた男というのは、マンガの架空人物とはいえストイックさの違いを考えるとジョーに失礼ではないかと思ってしまう…

  • しゅうと

    才能があっても活かしきれない男のストーリー。ボクサー引退後はまさに転落人生。

  • tarorhythm3

    読了後、なんとも言えない気持ちになった。最近は、井上尚弥選手のようなアスリート感の強い選手が増え、青木選手のような人は減った・もしくは勝てなくなったのか?どちらもそれぞれ魅力を感じるが、井上尚弥選手が青木選手のような末路を辿ったらあまりにも悲しい、それだけは間違いない。

  • しおうり

    伝説的ボクサーの栄光と挫折。 天才だからこその苦悩。 引退後は本当に人知れぬ生活だったのだろうが 晩年の情報が少なくて残念。

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