Books

W県警の悲劇 徳間文庫

葉真中顕

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198946173
ISBN 10 : 4198946175
Format
Books
Release Date
January/2021
Japan

Content Description

W県警の熊倉警部が遺体となって発見された。彼に極秘任務を与えていた監察官の松永菜穂子は動揺を隠せない。県警初の女性警視昇任はあくまで通過点。より上を目指し、この腐った組織を改革する。その矢先の出来事だった。「極秘」部分が明るみに出ては県警を揺るがす一大事だ。事故として処理し事件を隠蔽できないものか。そんな菜穂子の前に警部の娘が現れ、父の思い出を語り始めた―。

【著者紹介】
葉真中顕 : 1976年東京都生まれ。2013年、『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞しデビュー。2019年、『凍てつく太陽』で第21回大藪春彦賞、第72回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 麦ちゃんの下僕

    W県警の女性警察官たちを主人公にした、全6話から成る連作短編集。葉真中さんの単著は初めてですが…これは期待以上に面白かったです!タイトルは夏樹静子さんの『Wの悲劇』から取られているそうですが…いろんな意味で若竹七海さんの『殺人鬼がもう一人』と印象が似ていて、より一層“どんでん返し”に重点が置かれた感じでしょうか!? 特に「交換日記」はやられましたね…これほど見事に一本背負いをくらったのは、歌野晶午さんの『葉桜〜』以来ですよ(笑) 「ガサ入れの朝」「消えた少女」は見抜けましたが、それでも面白かったです♪︎

  • となりのトウシロウ

    W県警は女性の登用が遅れていて上層部が腐敗、身内だけで固まって外部の目を遠ざけ、前例を踏襲し、事勿れ主義で組織防衛する。つまりは腐った田舎の警察。そんなW県警が舞台の6つのお話から成る警察小説。警部の不審死、警察官同士の不倫恋愛もの、警察犬の話などなど叙述トリックなんかもありますが、総じてこんな腐った警察の救いの無さが目立ちます。女性初の警視が全編で描かれるのですが、これもまた・・・。ミステリーとして読むと面白いです。

  • とん大西

    これ、これです。サクサク読めていい塩梅のどんでん返し。男尊女卑が色濃く残るW県警。その管内で頻発する事件事故。東奔西走するのは女性監察官松永、刑事の鑑である熊倉の娘・清、現場復帰したママ刑事ら淑女でしたたかな面々。彼女たちの活躍暗躍がブラックな悲喜劇へといざなう連作短編。それぞれの話しもビリッとしてるうえ、全体の収まり感も程好し。お気に入りは『交換日記』。まんまと騙されましたゎ(^^)

  • タツ フカガワ

    W県警の女性警察官、おもに女性刑事たちの目を通して描かれる6話の連作。読む側の思い込みを逆手に取るような叙述トリック「交換日記」や「ガサ入れの朝」、W県警初の女性警視が絡む「洞の奥」「消えた少女」など、どれも苦い余韻の作品が多い。なかで神父が犯した殺人の真相を突き止める主婦刑事の「破戒」が印象に残りました。

  • オーウェン

    W県警で起きる事件。 それに立ち向かう女婦警の活躍を描く6篇の連作集。 1話目から強烈などんでん返しが襲ってくる。 以降もトリックが仕込まれている話だったり、真相が180度変わるような類いまで。 冒頭とラストの話は特に繋がっており、2段構えのオチが待っていてまさかの展開に。 このために女性が主役というのが意味を持ち、警察組織の女性の採用率が上がる理由も知れてしまう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items