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風かおる

葉室麟

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344028210
ISBN 10 : 434402821X
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2015
Japan

Content Description

鍼灸医・菜摘は、「妻敵討ち」の旅から戻った養父・佐十郎と十年ぶりの再会を果たす。しかし帰藩した佐十郎は不治の病に侵され、妻敵討ちは何者かに謀られたものだと口にした。弟・誠之助、彼に思いを寄せる千沙とともに真相を探る菜摘は、やがて哀しい真実に突き当たり―。炙り出される組織の不条理、人間の業と欲。人を信じることの忍耐と苦悩。若者たちは何に人生の光を見出したのか?

【著者紹介】
葉室麟 : 1951年福岡県生まれ。西南学院大学卒業後、地方紙記者などを経て、2005年、「乾山晩愁」で第29回歴史文学賞受賞。07年、『銀漢の賦』(文藝春秋)で第14回松本清張賞を受賞。12年、『蜩ノ記』(祥伝社)で第146回直木賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 真理そら

    再読。そうか楊梅様が登場するくらい話はこの作品だったのか。葉室作品にしては珍しく女性が魅力的ではないという印象は再読時も変わらない。

  • えみ

    嫉妬、それはやがて憎悪へと変わる。憎悪は轟轟と炎を上げ、容赦なく相手へと襲いかかり焼き尽くす。そして止まることの知らないその炎は何れ己の身をも焼き尽くす。始まりは無垢で純粋な儚い想い。それがほんの一時、魔の誘惑に負けたことによる成れの果ての結末だと思うと遣り切れない。人が人を陥れることの恐ろしさ、怨嗟の連鎖、時に真相は死より惨いこともあるという救いのない悲劇。十年前に敵討の為に国を出ていた菜摘の養父が戻ってきた。しかし彼の帰国は、思いもよらぬ罪深き展開を引き起こす。予想外の闇で動揺が収まらない…。

  • Yuna Ioki☆

    1726-159-49 潮騒はるかの前のお話。人の欲や嫉妬がこんなにも悲劇を生む結果となるとは当人達は思ってもみなかっただろう。

  • とりあえず…

    葉室さんの本は『蜩ノ記』しか読んでいないので、イメージは藤沢周平にかぶっていました。そのイメージで読み始めてしまうと、軽さに据わりの悪さを感じます。なのにぐんぐん読めてしまうのは作者の流石の筆力ゆえではありますが。武士ならではの哀しさ、武家の女の辛さ潔さ、それらを感じつつも、ただ、期待していた深い余韻が残らず、なんだかとても残念です。

  • ゆずぽん

    不治の病に侵されながら「妻敵討ち」の旅から戻った養父に待っていたものは・・・ 簡潔にいうとこんな感じ。ちょっとした嫉妬から始まった人間の業と欲。あまりいい読後ではないな、風かおっていない気がするし。久しぶりの葉室さんでしたが、う〜やっぱりかと寂しい気持ちになりました。「蜩の記」のような葉室さんに会いたい。

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