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漢字の音 中国から日本、古代から現代へ 東方選書

落合淳思

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784497222015
ISBN 10 : 4497222012
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

中国からアジアの各地に伝来した漢字。漢字が表す音は各地の言語に溶け込んで変化していった。日本ではさらに、伝来した時代によって呉音・漢音があり、誤って読まれた慣用音などの音もあるが、その違いはどのように生まれたのだろうか。本書は著者の字形、中国古代音の知識の蓄積を基礎に、形声文字の音を表すパーツから漢字の音(音読み)の秘密を解き明かす、本邦初、世界初の試み。巻末には形声文字以外も含むそれぞれの成り立ちも収録した教育漢字索引を付す。

目次 : 序章 漢語の歴史と日本の音読み/ 第1章 形声文字と音符/ 第2章 形声文字の字形と発音/ 第3章 声母の変化/ 第4章 韻母の変化/ 第5章 音節全体の変化/ 附論1 漢字の発音と意味の関係性/ 附論2 複声母説について/ 附論3 中国古代の韻母と上古音の成り立ち

【著者紹介】
落合淳思 : 1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さとうしん

    形声文字の声符と上古音・中古音・日本漢字音についての概説。藤堂明保などの語源論的発想を批判した附論が一番の読みどころかも。

  • てまり

    多くの漢字は意味を表す部分(部首)と音を表すそれとでできている。その解説書。おわりにの部分で、その基礎を押さえたら知らない漢字でも読めたりするよ、という頼もしい言葉がある。しかしどうしても時代の流れや方言の影響によって変化があるため、なかなか難しい。変化の方法も似た形のものと入れ替わったり、意味にひきずられたりといろいろ。図書館本だけど手元において好きな漢字を適時確認するのが楽しいかも。

  • アンゴ

    ★★★★☆ 古代中国の漢字が日本に伝わり日本の言葉を表現する文字として使われ日本語の音読みになっている。その仕組みと過程を凝縮して体系化の解説書。 歴史的経緯、漢字の構造、パーツの機能、中国語の音の変遷、古代日本語の音と、中国からの道具や概念の流入と共に入ってきた言葉の日本語化など、例外含め必要十分を詳細に押さえる。 邪馬台国が中国の中古音で[ʎiamadə]であり、拗音や撥音がまだない古代日本人が「リャマド」に近い発音していたことが論理的に説明されている。 全部理解できなくてもよいから教師は一読を。

  • ぺおる

    趣味として

  • あゆ

    音韻学の入門書的な内容かと思いきや、おもちゃのような本。郭錫良・孫玉文・龐光華ら「北大学派」の唱えるトンデモ音韻論に泥酔しており(特に上古音にまつわる記述)、科学的証拠に基づいた今日の研究成果を学ぶことはできない。

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