Books

漢字の構造 古代中国の社会と文化 中公選書

落合淳思

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121101082
ISBN 10 : 4121101081
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

漢字の成り立ちと字形の変化の歴史には、古代中国の生活や風習、祭祀儀礼や社会制度などが反映されている。本書では、複数の字形を組み合わせて動作や様子を表した会意文字を主な対象として取り上げる。これまでに蓄積された出土文字資料を整理して、相互の継承関係を跡づける字形表を作成し、漢字の構造に封じ込められた社会と文化の記憶を解き明かすとともに、先行研究の問題点を検証する。新しい方法論に基づいた字源研究の成果。

目次 : 第1章 古代中国と漢字の歴史/ 第2章 漢字の成り立ちと字源研究/ 第3章 原始社会の生活/ 第4章 古代王朝の文明/ 第5章 信仰と祭祀儀礼/ 第6章 古代の制度や戦争/ 第7章 複雑な変化をした文字

【著者紹介】
落合淳思 : 1974年愛知県生まれ。立命館大学大学院文学研究科史学専攻修了。博士(文学)。現在、立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • takao

    近現代の字源研究(戦後日本) ・加藤常賢 漢字の起源 字音と字源との関係づけが強引・無根拠 ・藤堂明保 漢字語源辞典、学研 漢和大字典 200あまりのイメージ共有という非科学的手法 ・白川静 字統2004年新訂版 呪術的要素を重視しすぎ 3人の問題点は拙著「漢字の成り立ち」 ・新漢語林 第2版 鎌田 字源解説は藤堂の影響あり、強引な解釈。 著者は漢字の推定継承関係を矢印でつなぎ二次元の表として構成。

  • もち

    おもしろかったが、やはり漢字の成り立ちなどについてあまり興味がないことも再認識してしまった。

  • A.Sakurai

    基本的な象形文字を中心に解説した『漢字の字形』に続いて,それらを組み合わせた会意文字を取り上げた,いわば中級編.組み合わせだから殷ではなく周時代に作られたものもある.さらに中級編らしく主要な先行研究を取り上げて差異を示す.白川静を含めてバッサリ切っているのも読みどころ.甲骨文字や金石文は考古学遺物だから発掘物が多くなるに連れ見解が変化するのは仕方ない.字源から形が変わるのはともかく,意味が反対になったり,別の意味に置き換わったり,発音だけ利用されたりと転変が激しいのも原因.今後も解釈は変わる可能性は高い.

  • ヤナセトモロヲ

    ★★★

  • パパ

    著者の本は何冊か読んだが、研究のアプローチも結論も素晴らしいと思う。この本も素晴らしいが、白川静を始めとする先学の批判に終始してるような印象を受ける文体が残念。 先学の肩に乗っている部分はここで、自分のアプローチのどこがオリジナルで素晴らしいのかという前段の部分に触れた一般書を読んでみたい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items