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古代中国 説話と真相 筑摩選書

落合淳思

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480017789
ISBN 10 : 448001778X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • サアベドラ

    紂王の暴政や戦国時代の合従連衡など、古代中国の史書や書物に登場するエピソード(説話)を史料批判や同時代史料との照合などにより検証し、より真実性の高い歴史像を提示する選書。2023年刊。著者は『殷』(中公新書)を書いた人。描かれる古代中国史像は一般的なイメージと異なるところも多くてなかなか興味深いが、一部そこまで言い切っていいのか?と思わせる記述もあり、どこまで学会でコンセンサスができているのか少々疑問ではある。

  • さとうしん

    同じ著者による『古代中国の虚像と実像』の実質的増訂版。各時代を舞台にした説話を批判しつつ三皇五帝から始皇帝までの中国古代通史としても読める作りになっている。前著と比べて世界史や現代世界との比較が盛り込まれてる分話に転がりがあるが、説話の批判は「理屈から言ってあり得ない」式のツッコミが大半なのでやや物足りない。たとえば春秋時代の説話については小倉芳彦による『左伝』の腑分けを紹介しても良かったのではないか?

  • 遊未

    考古学上の発見がある度にまた史料のが研究が進んで歴史は新しくなり、でも説話は変わらず語り継がれる。考古学も研究も踏まえてしっかりと説明されています。今まで別の本で読んできた内容が一冊にされた感じ。しかし、真相という言葉はタイトルとして強いけれど別の言葉が良かったように思いました。

  • 袖崎いたる

    中国の考古資料を用いての説話検討。まず説話っつーものが耳馴染みがないわけだが、これは英雄伝説的でありながら胡散臭いお話のことで、吉川英治あたりの『三国志』を見てもわかるとおり、誰々がこんなことをしたっちゅーお話の多いこと多いこと。子どもの頃は大真面目に受け取って昔の人はすごかったんだなぁと納得していたが、んなわけあるか、ってツッコミを学術的に入れてくださるのがこの本なわけさね。んで説話は政治的・処世術的な意味合いでの身の振り方を気にした噺家?がお上の機嫌をとるのに作ったそうな。歴史家は眉にしっかり唾つけつ

  • 竜王五代の人

    春秋戦国時代までの説話(と、その登場人物の多く)が架空のものであることと、社会や情勢の実際、そして説話が作られた背景を語る。管鮑の交わりの二人や孫子の二人ともが架空だとか、孟子は、自分に関わる五十歩百歩の逸話も含め、話をでっち上げる人だったとか、想像以上の架空具合であった。ただ、過去に理想社会なんてなかったとか、戦争や国家が社会の変化を先導したとか、政治的なスタンスが目につく。

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